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 伊田解説者「白12は様子を見た意味でしょう。黒13は30目近い大きさです」

 白は地で勝つつもりなら、12ではなく白Aか。しかし中央から右辺にかけてのぼんやりした黒模様がどれだけまとまるか見通しがつかず、得策ではないと判断したのだろう。そこで白12を黒模様侵略の足場としたと書いても、的はずれではあるまい。

 挑戦者に戦いを収束させる気はさらさらなかった。白14、16と動き出し、中央で居直るつもりだ。

 このあと白40までは、ざっと手順を追っていただければ十分。黒Bの大きな切りが残ったのは黒の戦果だが、白Cと急所に来られると、黒の大石の眼形もはっきりしない。ただし中央の白も完全な生きではない。なんとも派手な終盤戦ではないか。

 黒41について「Dにこられると自信がなかった」と挑戦者の感想。その前に参考図の黒1以下を利かして7を決行する。白8、10の反発は黒11で中央の白があぶない。この図は次譜でもう一度検討しよう。

(春秋子)

 消費 黒:6時間24分 白:6時間37分 (持時間各8時間)

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