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 ツケに恐怖心を抱くアマチュアは多い。記者は白48のような仕掛けに何度痛い目にあったことか。黒Aのノビか、それとも黒49のハネか。現局面での選択肢がほぼこの二つというのも悩ましい。

 高尾は黒49へ。プロならまずこの一手という。黒Aのノビでは、将来白Bと二子を取られたあとが面白くない。黒の権利のCがアキ三角の愚形だ。また、白に58、黒D、白54とツケ切るさばきの余裕を与えてしまう。

 白50から思わぬ分かれに進んでいく。黒は57とポン抜き、白は58まで隅に3連打。黒59と逃げ出して、さあ勝負どころだ。

 瀬戸「白62、64は右下隅を捨てて、白72と下辺から左下をまとめる意図。しかし黒77と味よく備えて黒に不満はないはずです。白62がどうでしたか。参考図の白1とオサえたくなります」

 黒2から白9は一本道。黒10なら白15まで、四子を捨て石に隅で生きを得る。続いて黒a、白b、黒cは白dのサガリが冷静。隅での眼形確保と白eからの連絡が見合いだ。黒10を15は白f、黒14、白gと下辺を備えておく。右辺には白h、黒i、白jが残っており、白のカラい分かれだ。

(松浦孝仁)

 消費 黒:2時間50分 白:3時間30分 (持時間各5時間)

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