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 対局開始から1時間もたたないのに険しいことになったものだ。記者はどちらが攻めているのか、攻められているのか、さっぱり分からなかった。もう一つ分からないのは、黒23でAに切ったらどうなるかである。

 山城解説者「たぶん無理でしょう。参考図の黒1には白2のアテから4とカケツグのがいい。黒5とノビたとき、白6から8と押すまでです」

 続いてタタかれては黒1と頑張った意味がないので黒9、11だろう。しかし白12で黒四子はしのげまい。黒3でaとアテて白にポン抜かせるのは論外だ。

 白24はもちろん黒Aへの備え。「単に白Bとカケツグのも有力でした。黒Cに走れば、白Dと二間にトンで黒四子に圧力をかけます」と解説者。黒25から27、29と出切っては、黒もひと息ついたのでは、という。

 羽根の判断は違う。「スタートが苦し目かな。どこまで行っても苦しいと見ていた」との感想。黒33から午後の戦いに入り、いよいよ険しさが増す。

 黒41。解説者が「不可解」と評した一手である。あるいは羽根、必要以上に形勢を悲観したか。どう打てば普通か、読者に考えていただきたい。

(春秋子)

 消費 黒:1時間45分 白:33分 (持時間各5時間)

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