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 高尾は白24で単に参考図1の1のツギを予想し、黒2、4とワタるつもりだった。白7で9の出には、すっぽかして黒7で十分。ゆえに白7とノビて黒8となる。白9から15のアタリに、黒は応じず16とワタって白二子を浮石にする。次いで白の黒三子取りには黒aだ。左下を生き、下辺の姿もよく黒満足だ。

 しかし先に白24と黒25の交換があると、参考図2の黒1、3のワタリに白4以下を決め、白10といきなりアテてくる。出来上がり図は前図とは逆に黒四子のほうが浮石となる(白12三子取る)。

 予定変更で黒27とボウシしたが、黒Aと冷静にワタるのがよかった。白28が厳しい。

 黒43がまた疑問だった。ここでも黒はB、白C、黒Aとワタるべきだった。左下の黒は死に残りだが、まだ事は小さい。白Dに黒Eと攻めれば主導権を握ることができた。

 2度のワタリを逃した高尾。「上に向かうタイプなので、二線に目がいかなかったかもしれません」と蘇解説者。

(内藤由起子)

 消費 黒:50分 白:33分 (持時間各5時間)

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