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 左辺は白一色。碁は交互に打つルールだから右辺はその分、黒石が多く存在する。なのに現状はどうか。▲二子をのみ込んだ白の一団はまさに大威張り。プロの目からすると絶対の生きというから、形勢は黒絶望的だ。

 羽根は黒49と襲いかかる。この規模でまとめないと勝負にならない。例えば黒63では相手にしてもらえないだろう。黒Aと取っても他へ連打されれば、もうけが出るかどうか。

 村川は順調だ。右辺上下の白のカラミ攻めをうかがう黒53以下に白60が好手。狙いは白70、72の反撃だ。黒が63で備えると下辺白64へ。強打だった。

 小松「黒は参考図の1とオサえる形。しかし白2から6で困ります。手を抜くわけにはいかないし、かといって黒aでは下辺の黒が厳しく攻められます」

 実戦の黒65は白66と換わって先手を奪う意図。もっとも、結末は見えていたか。黒77の封鎖には白78、80で味よく生き。黒81とこぶしを振り上げたものの、白82でどちらが攻勢なのか分からない。羽根、ここで投了を告げた。

(松浦孝仁)

 消費 黒:2時間55分 白:3時間37分 (持時間各5時間)

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