【白中押し勝ち】82手完

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 午後5時17分の早い終局。村川は3勝目をあげリーグ残留の権利を残した。約1時間後、高尾紳路敗戦の報が入る。村川は自宅で来期への道が開けたことを知った。今期の不調は、世界戦への強い意識が悪い方に出たと振り返る。

 村川「中国、韓国の棋士は序盤から自信満々にポンポンと早打ちします。持ち時間は名人戦リーグよりはるかに少ないのに。そこで早く打つということにこだわったのですが、裏目に出ました。時間は残っていたのに、軽率なミスを重ねてしまいました」

 そして続けた。「来期は7度目のリーグ戦。実は一度も陥落したことはないんですよ」。次こそは、との意気込みと見た。

 敗因の黒43(12の二)について。参考図の黒1の一手で、これなら本譜白Aとノゾかれる弱点はない。以下白28まで一本道の大フリカワリ。この後の戦略は「白にもう一手囲わせてから、ドカンと消しにいく」。ギリギリの勝負を好む羽根らしい意見だ。

(松浦孝仁)

 消費 黒:2時間55分 白:3時間37分 (持時間各5時間)