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 11月2日、関西棋院のベテランと若手がリーグ入りを争った。両者の調子は雲泥の差だ。結城聡は、まだ年内2カ月も残しているのに、棋士生活初の年間負け越しが確定的。一方、余正麒は勝数、対局数ともに関西棋院ぶっちぎりのトップ。本局の直前には、結城から関西棋院第一位のタイトルを奪取した。

 しかし不調といえども、左の表のとおり、結城が余と並ぶ若手の伊田篤史と許家元を破った勢いでこの一戦に勝てば、年間の収支はプラスではないにしてもとんとんになる。つまり、結城にとっては今年を代表する大一番なのだ。

 余の黒番。左下の手抜き定石で黒17に続いて19と二段にオサえるのが最近の傾向らしい。19で黒22を決め、白A、黒21、白19、黒Bとなる型は少数派になってしまった。

 白20、22とアテツゲば黒23のヒラキはほぼ絶対。ここで一段落ではない。左下からの戦いが思わぬ方向に突き進むのである。

(春秋子)

 消費 黒:19分 白:40分 (持時間各5時間)

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