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 2日目の午後1時20分から、対局場のホテルで大盤解説会がスタートした。林漢傑八段と謝依旻六段の台湾出身コンビの担当だ。ゲストには棋士とモデルの二足のわらじを履く黒嘉嘉七段を招いた。彼女の人気もすさまじく、定員150人のところ400人も集まった。会場からあふれたファンもかなりいた。

 右下白40から44は、何かアヤを着けて左辺の黒の攻めに活用する意図。黒45、47はご存じ石塔シボリの筋だ。攻め合いはいまのところ黒が勝っている。

 ただし、黒45を素通りするわけにいかない。当然の手筋に挑戦者は本局最長の54分を投入している。左辺の黒の死活を読み切ったのではないか。

 平田「白50が逸機。参考図の白1から7で攻め合いの形を作り、様子をうかがいたい。黒8、10と△を取れば、白11が強烈。黒が危ないでしょう」。黒は8で1の左へホウリ込み、白2の抜きに黒aと隅を確保しておくのが冷静。あとは左辺の黒のしのぎ勝負だ。

 黒53以降、白の一手一手が急に難しくなる。

(松浦孝仁)

 消費 黒:6時間1分 白:6時間1分 (持時間各8時間)

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