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 大石をしのげば形勢は白乗りだが、白36の押しが痛恨の一手になった。「参考図白1のツケなら17でしのぎ形(16ツグ)。黒18以下には白23と右下を制してよく、黒はこれ以上追及できなかったでしょう」と加藤解説者。白にはa、黒b、白cの後手一眼もある。

 黒39が決断の一手。白40を譲り、狙いを大石一点に絞った。

 △の問題が表面化する。黒57が巧手。黒63に白64が省けず、黒65で白の大石に眼がなくなった。△が57にあれば白64は不要だった。

 許はリーグ入り目前である。三村は中央の大石同士の攻め合いに望みをかけた。

 黒81はプロだからこそのミス。82と押して手数を延ばせば余裕のある攻め合いだったが、許には一瞬、力強い勝ち筋に見えてしまった。白は86、88と眼を奪うしかなく、黒91の切りが入る。左辺白の生死は?

(琴棋庵)

 消費 黒:4時間59分 白:4時間57分 (持時間各5時間)

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