【黒中押し勝ち】199手完

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 黒181(9の十二)はリーグ入りをふいにしかねない一手だった。許は打った直後にミスに気づいたという。

 実戦は、白192(2の十五)に黒195(2の十二)のツケから左辺白をナカデにして事なきを得たが、白192で参考図の1とナラぶ手があった。黒2以下の眼取りに白7と放り込み、黙って9とツグのが絶妙手。白11、13の切りで▲八子を取りながら生還できる。許は白7で11、黒13、白12、黒aのコウになると読み違いをしていた。

 だが、図の白1は逆転打にならない。黒10で11、白bと生かしたのち、焦点は再び大石同士の攻め合いに移る。白c、黒dと詰めたとき白7に一手必要なのが黒にとって幸運だった。

 黒194(16の七)、白193(16の六)、黒Aの要領で攻め合い、結果は黒の1手勝ちになる。白はBの戻りなどが必要で、最後までダメヅマリに泣かされている。

 冷や汗の勝利とはいえ、大石を豪快に仕留めてのリーグ入りである。大あばれの予感がする。

(琴棋庵)

 消費 黒:4時間59分 白:4時間59分 (持時間各5時間)