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 小春日和の11月18日、日本棋院東京本院の5階廊下はテレビスタッフらの取材陣でいっぱいだった。女性初のリーグ入りがかかった一戦。タイトル戦に劣らぬ注目を浴びるのは当然かもしれない。

 最終予選1回戦、名古屋で打たれた志田達哉―藤沢里菜戦をネットで熱心に観戦したのが一力遼だった。決勝で藤沢と当たることを予感したのだろう。志田―藤沢戦の数日前、早碁の竜星戦決勝で上野愛咲美と対していた。「いままでは応援されることが多かったのに、上野さんとの対局は誰も応援してくれなかった」。その経験を糧に、今回は平常心で戦えそうだ、とも。

 握って一力の黒番。本譜の一力の消費時間は0分。すべて1分未満で打ったことになる。AIの影響で序盤がパターン化されてきたからか。黒5までは張栩―芝野虎丸の名人戦第5局と同じ。芝野は続いて白9のダイレクト三々だったが、藤沢は白6のカカリ。白8以下もおなじみだ。

(春秋子)

 消費 黒:0分 白:9分 (持時間各5時間)

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