2011年8月31日
井山裕太名人(22)に山下敬吾本因坊(32)が挑む第36期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第1局が1日、東京都文京区の椿山荘で打たれる。名人が3連覇を果たすか、本因坊が初の名人位を獲得するか、注目の対決が始まる。
名人戦が東京で開幕するのは17年ぶり。31日には前夜祭が開かれ、集まった約120人を前に山下本因坊は「名人戦は8年ぶりで、ずいぶんごぶさたしていた。井山さんと大舞台で打てるのが非常に楽しみ。新鮮な気持ちで盤に向かいたい」と抱負を語った。
井山名人は「七番勝負は2日制で、じっくり考えられる。より深くいろんな手を考えて、打ちたいと思った手を常に打っていきたい」と決意を述べた。
対局は2日制で、持ち時間は各8時間。立会人は石田秀芳(しゅうほう)二十四世本因坊。
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対局の模様はアサヒ・コムの囲碁のページ(http://www.asahi.com/igo/)で速報します。現地大盤解説会は1日が午後2時、2日が午後1時半から。入場料は各1千円。