【小川雪】第37期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)で初防衛を果たした山下敬吾名人(34)が14日朝、対局場となった甲府市の常磐ホテルで、一夜明けての心境を語った。
挑戦者の羽根直樹九段(36)を4勝3敗で下しての連覇。「最終局は、後悔しないよう、開き直ってしかけたのがうまくいった。この2カ月半は名人戦中心の生活だったので、ようやく肩の荷が下りた気持ち」と笑顔で語った。
前夜は、家族や友人らからメールや電話で祝福を受け、午前0時ごろ就寝。気持ちの高ぶりもあってか、午前5時には目覚めた。
剛腕・山下敬吾本因坊が井山裕太名人を4勝2敗で破り、タイトルを奪取した七番勝負を観戦記で振り返る。ほか、挑戦者決定リーグ戦全37局(プレーオフを含む)の棋譜、朝日新聞紙上に載った記事や写真なども収録。
史上最年少で名人となった井山裕太名人の初の打碁集。名人奪取までに打った17局を自ら振り返る。坂田栄男、趙治勲、小林光一ら歴代名人7人が見た井山評も。
囲碁界第一人者の張栩十段が、これまでの棋士人生で培われた、自らの勝負哲学を明かす。
初防衛を目指す山下敬吾名人と挑戦者・羽根直樹九段の揮毫入り。対局開催地と日本棋院だけで販売の限定品
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