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< 第29期名人戦挑戦者決定リーグ第4局 >
  先手 ●王立誠 十段     対   後手 ○山下敬吾 棋聖

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棋譜
1〜17手

座りの問題

 暮れも押しつまった25日の日本棋院東京本院。この日まで対局があるのは、日ごろ忙しい10人だけだったが、03年最後の熱戦を見ようと、記者室はいつも以上のにぎわいだった。

 「幽玄の間」にいち早く現れ、碁盤をふき清める山下の様子は、依田名人との挑戦手合のときとまったく同じ。唯一の変化は結婚指輪をはめるようになったくらいだ。

 やや遅れて入室した王は、「あれ、座るところが」とけげんな表情。これは王の勘違いだった。「そうか、こっちが下座でしたね」と頭をかく。席次最上位者に与えられる「幽玄の間」対局に慣れているはずの王には、珍しいミスだった。

 しかし盤上で「座り」の悪さを感じていたのは山下の方かもしれない。黒5と二間に高くカカって白6のハサミと交換してから、黒7とカカる王独特の柔軟な序盤作戦に対する白8だ。高木祥一解説者はいう。

 「すでに前例のない碁形になっており、一手一手が悩ましい。白8のハサミはやや座りが悪い。左辺の安定感を重視してAの二間なら普通でしょう。この方が黒も打つ手が難しかった」

 白8なら、黒の方針は自然に決まってくる。黒9から左上を決め、15とトビ出したあとの17が、次の一手問題に出したいような絶好点。黒17で定石どおりにBと走るのは、白Cとコスミツけて座りの悪さが解消されるから落第である。

 さあ山下、座りの悪さにどう備えるのか。危機感を持っていい場面だった。 [次の譜へ]

(春秋子)

2004年2月3日


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