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ここから本文エリア 現在位置asahi.comトップ > 囲碁 > 名人戦七番勝負
< 第29期名人戦七番勝負 第2局 >
  ●張栩 挑戦者   対   ○依田紀基 名人
  9月22、23日 シーホークホテル&リゾート(福岡市)

別ウインドウで開きます打ち手再現 | 使い方 | 日程と結果

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福岡対局について熱く語るロナルド・シュレンペルさん(左)

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大盤解説会で笑顔を見せる矢代久美子五段(右)と、熱心に耳を傾ける向井梢恵初段

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指導碁には小学生の姿も=22日午前11時半ごろ

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両対局者の昼食メニュー。秋刀魚南蛮、鯛・太刀魚・鮪、中茄子の旨煮、かますの焼き物、河豚唐揚げ、地鳥炊き込み、すまし汁、梨と巨峰のデザート

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「柔らかく打つか、硬く打つか」などとつぶやきながら検討する大竹名誉碁聖=22日午前10時10分ごろ

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第1着を打つ張本因坊=22日午前9時

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抱負を述べる依田紀基名人

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サインに応じる張栩本因坊=いずれも福岡市の「シーホークホテル&リゾート」で

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対局室を検分する張本因坊(左)と依田名人=21日午後5時半

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オランダ人医師も燃えます

 名人戦第2局も佳境に入った22日夕、福岡在住のオランダ人医師ロナルド・シュレンペルさんが前夜祭に続き駆けつけた。オランダ生まれのシュレンペルさんは少年時代、囲碁の魅力にとりつかれて来日。依田名人と同じ安藤武夫七段門下に入り、東京で内弟子を経験した。その後は福岡県内の大学で医学を修め、日本の医師免許を取得。今年7月、福岡市中央区に自分のクリニックを開業した。

 世界アマ囲碁選手権戦にオランダ代表として出場し、88年、91年には3位入賞を果たすなど腕自慢でもある。「2日目は祝日でクリニックも休診。朝から熱戦を間近で見られます。名人戦が福岡で開催されてラッキー」と笑顔をみせた。

 オランダは欧州でも1、2を争うほど囲碁が盛んな国で、欧州囲碁連盟の事務局もアムステルダムにある。2000年秋、第25期名人戦の第1局が行われた時には、地元の新聞・テレビの取材が殺到し、対局はオランダ全土に大きく伝えられた。


依田名人、80手目を封じる

 左上一帯で見応えのある攻防があり、戦いが下辺に移ったところで、午後5時31分、依田名人が80手目を封じて1日目を終えた。

 白56のボウシから白58のノゾキに、黒59とツケて反発。名人は左上隅を捨てて、中央経営にかける展開となっている。白72は52分の長考だった。

 消費時間は名人4時間35分、本因坊2時間56分。23日午前9時に再開される。


 「碁は健康のバロメーター」 大竹英雄名誉碁聖が”ミニ囲碁講”

 名人戦第2局会場の福岡市の「シーホークホテル&リゾート」では、22日午後2時半から、マイケル・レドモンド九段と矢代久美子五段による大盤解説会(協力・ホークスタウン)が行われ、数十人のファンが熱心に聞き入った。

 午後5時前、立会人の大竹英雄・名誉碁聖が飛び入り参加。にわか仕立ての”ミニ囲碁講演会”となった。

 いわく「碁は健康のバロメーターなんです。対局して勝てば『オレは強いんだ』と自信を持ってますます健康に。負けると『体調が悪かったんだ』と思えば、心身の健康チェックにもなります。負けが込んだ時、健康診断を受けに行けば命拾いすることがあるかもしれませんね」。

 さらに続けて「碁はいまや世界中にグングン広まって70カ国近い国に囲碁の団体ができています。今年6月の世界アマ囲碁選手権戦にインド代表で出場したのは9歳の少年でした。貧しいストリートチルドレンだったのが、囲碁を知って夢中になれるものを知った。こんな人が世界中にいるのですから、皆さん海外旅行する時には是非、当地の囲碁好きと対戦して、囲碁の輪を広げてください」と締めくくった。

 大盤解説の終わりが近づくと「マイケル、延長戦しても良いぞ」と声をかけ、会場をわかせた。


焦点は中央へ

 午後になって、黒の実利と、白の厚みという色分けがはっきりとしてきた。白46に黒は手堅く47と受け、白48ツケにも黒49、51と冷静だ。

 検討室では、小松英樹九段、マイケル・レドモンド九段らが「目に見えない白の地がだいぶありそう」と中央付近を指さした。右上の数手の交換は、白に不満のない進行のようだ。

 本因坊が黒53と臨み、名人が白54と割って出て、焦点は中央へと移っていく。


指導碁にファン30人、小学生も

 福岡市のホテル「シーホークホテル&リゾート」で行われている名人戦第2局では、22日午前10時半から、マイケル・レドモンド九段、矢代久美子五段、大橋拓文三段による指導碁(協力・ホークスタウン)がホテル内で開かれ、30人のファンが参加した。

 大人たちに混じって小学生も2人、熱心に盤面に見入った。

 市内の小学5年生、池上光流君(11)は「友だちと打つのとは全然違った。どんどんきつく打たれて悔しかったけれども、すごく楽しかった。将来はみんなから注目される棋士になりたい」と話した。


昼食休憩から再開

 依田名人が42手目を考慮中に昼食休憩に入ったが、午後1時に再開された。黒番の張本因坊が地で先行して、名人が外回りで勝負する構え。

 両者、小刻みに時間を使いながら、速いテンポで進んだ序盤だったが、午前11時25分に黒が41と右辺を連絡した場面で、白が長考に入り、そのまま休憩となった。名人の今後の構想が注目される局面だ。

 午前中の消費時間は、名人1時間55分。本因坊1時間5分。


検討室では「速い」の声しきり

 午前9時の開始直後から、対局室の隣の検討室には立会人の大竹英雄・名誉碁聖、加藤正夫・日本棋院理事長、小松英樹九段、マイケル・レドモンド九段らが集まった。

 盤面をにらむ棋士たちからは「速い」の声がしきり。遅いペースがスタイルの趙治勲・25世本因坊と依田名人の過去の対局が話題になり、依田名人は進行が早くても遅くても対応できるタイプと意見が一致した。

 「趙さんが解説をしたら、もったいない、まだ手があるのに、と連発するだろう」と話し、周囲を笑わせた大竹名誉碁聖は「気持ちは分かるが、もったいないような気がする」と呟いた。


名人戦第2局始まる じっくりした出だし

 依田紀基名人(38)が挑戦者の張栩(ちょう・う)本因坊(24)に先勝して迎えた朝日新聞社主催の第29期囲碁名人戦七番勝負の第2局は22日午前9時から、福岡市中央区のシーホークホテル&リゾートで始まった。

 開始5分前に背広姿の張本因坊、やや遅れて羽織はかまの依田名人がホテル6階の対局室に現れた。立会人の大竹英雄名誉碁聖が「時間になりました、始めて下さい」と促すと、黒番の張本因坊は第一着を右上小目に打ち下ろした。依田名人の白2に張本因坊はすぐ黒3とかかった後、名人は右下と左下に先着。

 左上と右下、左下で定石形の分かれとなり、じっくりした出だし。両者とも少考を重ねながら着手のテンポは速めだ。

 解説の小松英樹九段は「黒3は2人の対局では再三見られる。右下の白16からの運びは名人の好む行き方。下辺黒21の動きだしがどうなるかが当面の焦点」と話した。


華やかに前夜祭(協力・ホークスタウン)

 第29期囲碁名人戦第2局は21日午後6時から、福岡市の「シーホークホテル&リゾート」で前夜祭(協力・ホークスタウン)が行われ、市内のファンら約200人が集まった。

 張本因坊は「明日からの名人戦。良い碁を打てるように一生懸命頑張りたいと思います」と決意表明。依田名人も「七番勝負という最高の舞台で、充実した時間を、悔いのないように一生懸命戦います」と抱負を述べた。

 会場では両対局者が子供たちの差し出す色紙にサインをしたり、一緒に写真に収まったりとファンサービスに努めた。立会人の大竹英雄名誉碁聖や日本棋院の加藤正夫理事長、矢代久美子五段ら人気棋士も顔を揃え、華やかなムードに包まれた。

 両対局者のサインを手にした福岡県飯塚市の小学生、山本晟生君(10)は「うれしい。名人は格好良かった。あこがれなので大竹先生のサインももらわなきゃ」。

 ひとつの扇子に両対局者の名前を並べて書いてもらった、福岡市西区の小学校6年生、今村光佑君(11)は「間近で見たら、張さんはテレビで見るより迫力があった。宝物にする」と顔をほころばせた。


碁盤や照明を確認、細かな質問も 対局室検分

 22日に始まる第29期囲碁名人戦第2局を前に、21日午後5時半、会場の福岡市のホテル「シーホークホテル&リゾート」で依田名人と張本因坊が対局室を検分。碁盤や照明、座布団の座り心地などを確認した。

 緊張気味の張本因坊に対し、依田名人はリラックスムード。検分は数分で終わった。同ホテルでの対局は初めてで館内が広いため、関係者からは「対局者の部屋からここまで何分か」と細かい質問も出た。

(04/09/21)

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