アサヒ・コム

 

メインメニューをとばして、本文エリアへ 朝日新聞社からアスパラクラブクラブA&A携帯サービスWeb朝日新聞サイトマップ文字拡大・音声

天気住まい就職・転職BOOK健康愛車教育サイエンスデジタルトラベル囲碁将棋社説コラムショッピングbe

ここから本文エリア 現在位置asahi.comトップ > 囲碁 > 名人戦七番勝負
< 第29期名人戦七番勝負 第3局 >
  ●依田紀基 名人   対   ○張栩 挑戦者
  名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市)

別ウインドウで開きます打ち手再現 | 使い方 | 日程と結果

画像

145手完、依田名人が中押し勝ち

画像

終局後に対局を振り返って検討する依田名人(左)と張本因坊=午後3時10分ごろ、名古屋マリオットアソシアホテルで

画像

局面が進むにつれて多くの棋士が集まり、熱気を帯びてきた検討室=午後1時半過ぎ、名古屋マリオットアソシアホテルで

画像

両対局者の昼食の一部。メニューは天ぷらざるそば、かやくごはん、デザートなど

画像

封じられていた白82を打つ張本因坊(右)=午前9時すぎ、名古屋マリオットアソシアホテルで

画像

囲碁ファンを前に大盤で解説する羽根直樹棋聖(右)と青葉かおり四段=午後4時ごろ、名古屋マリオットアソシアホテルで

画像

第3局を打つ依田名人(奥)と張本因坊(手前)=29日午前9時過ぎ、名古屋マリオットアソシアホテルで

画像
画像

ファンの求めに応じてサインする両対局者=28日午後7時過ぎ、名古屋マリオットアソシアホテルで

依田名人が2勝目

 名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで打たれていた第29期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第3局は30日午後3時8分、黒番の依田紀基名人(38)が、145手までで挑戦者の張栩(ちょう・う)本因坊(24)に中押し勝ちし、通算2勝1敗とした。持ち時間各8時間のうち、残り時間は名人1時間31分、本因坊1時間56分。第4局は10月13、14の両日、札幌市の札幌グランドホテルで。

 ヨセに定評のある本因坊にとって、終盤にさしかかる前の早い投了だった。

 検討陣から「意外な一手」と声の上がった中央下の封じ手白82に、名人が黒83から厳しく白を分断。だが、名人は強攻はせず、地を稼ぎながら慎重に攻めた。

 やや黒リードのまま難解なヨセ勝負になるとみられていたが、本因坊の下辺白114からの手順が悪く、また左辺104の1子を取られるミスが出て、形勢が傾いた。

 解説の彦坂直人九段は「一見、大模様で行くとみせて、地でも打てる態度に出る、名人の自在さが際立った。一時は黒の攻めが緩んで細かい形勢でしたが、本因坊は、自らのミスに戦意を喪失したのでしょう」と話した。

 依田名人の話 1日目から、悪くないと思っていた。下辺で少し得をして優勢を意識した。

 張本因坊の話 完敗です。黒81と打たれ、右下隅が生きていないなど、まずいことが多かった。


「不思議な手が多い」検討室

 下辺が忙しいときに張本因坊は上辺白110の二間開き。

 検討室では「下辺を放っておいて二間開きですか。この碁は不思議な碁だね」と彦坂九段。

 その直後の午後1時半ごろ、山城宏九段が姿を見せた。前日、富山市で打たれた女流本因坊戦第1局の立会人を務め、名古屋に帰り着いたばかり。

 しばらくして、張本因坊は下辺で白114とアテ込んだ。検討室の棋士は口々に「意味がわからない。下から曲がって渡るのではないのかな」。

 張本因坊の着手はしばしば検討室の予想を裏切る。「ということは、白が常に一歩前にがんばっているということなのかな」との感想も聞かれた。


午後1時に再開

 午前11時42分、依田名人が107手目を考慮中に時間を入れて昼食休憩に入り、対局は午後1時に再開された。午前中までの消費時間は名人5時間50分、張本因坊4時間35分。


封じ手意外な一手

 第29期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第3局は30日午前9時から、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで2日目を打ち継いだ。

 依田紀基名人(38)、挑戦者の張栩(ちょうう)本因坊(24)の順に対局室に入った。定刻、立会人の羽根泰正九段の指示で前日打たれた81手までを両対局者が並べ直した。

 前日夕、本因坊が封じた白82は「9の十五」。不安定な左辺の補強につながる手だが、スキも残している。名人は黒83とツケて白を分断し、険しい局面に。白が数子を捨ててサバき、中央、左辺の戦いは、ひとまず落ち着きを見せている。名人が107手目を考慮中に昼の休憩になった。

 解説の彦坂直人九段は「手堅かった白の打ち方から考えると、封じ手は意外な一手。両者、全面戦争は避けた格好ですが、まだ下辺が波乱含みです」と話した。


対局再開

 第29期囲碁名人戦第3局は30日午前9時、対局が再開された。張本因坊の封じ手(白82)は9の十五。

(04/09/30)


模様から地の勝負へ

 名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで始まった第29期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第3局は29日午後5時30分、白番の挑戦者の張栩(ちょう・う)本因坊(24)が82手目を封じて、1日目を終えた。持ち時間各8時間のうち、消費時間は依田紀基名人(38)が4時間5分、張本因坊3時間25分。

 白が右上、右下などで地を稼ぎ、黒が模様を張る展開。名人は、昼食休憩をはさんだ1時間14分の長考で黒35を利かし、黒37から模様を拡大する雄大な構想に出た。

 だが、白42、44の出切りから局面が動いた。黒47のツケが筋で、黒は中央の3子を捨てる代わりに右下を連打。本因坊も白54と黒模様の奥深くに打ち込み、1子を犠牲にして中央へ抜け出した。模様をめぐる展開から、地の勝負へと進んだ。

 解説の彦坂直人九段は「張さんらしい白の手堅い打ちぶりが目立ちます。まだ左下の白は不安定ですが、最終的には細かいヨセ勝負になりそうです」と話した。


様相一変 名人、1時間超の長考

 昼食休憩をはさんで打たれた黒35は1時間14分の長考だった。

 名人は、続いて黒37から右上の数子を小さく取らせながら模様を広げ、白が42、44と出切ってくれば、一転、黒47のツケから、中央の3子を捨て気味に地への転換をはかる。

 一方、本因坊は白54と黒模様に深く侵入。白56の一子を犠牲にして中央に頭を出した。

 午前中とは、まったく様相の異なる進行となった。


羽根棋聖ら和やかに 会場で大盤解説会

 囲碁名人戦第3局にあわせて、午後1時半から羽根直樹棋聖と青葉かおり四段による大盤解説会が開かれ、熱心な囲碁ファンが詰め掛けた。

 進行中の名人戦の棋譜をもとに、指し手の意味や狙いなどを解説。「左下の白石は守らなくていいのですか?」という会場からの質問には「あえて何もせずに待って、相手に攻めさせるという、高度な駆け引きが行われているのです」と解説した。

 また、青葉四段からの「羽根棋聖は依田名人のように和服で対局に臨まないのですか?」という質問には「私が着ると窮屈そうなので考えていません」と回答。会場を沸かせた。

 形勢について、羽根棋聖は「ほぼ互角ですね」と分析。「難しいヨセ勝負という、この2人らしい局面になってきました」と話していた。


名人、左一帯に模様張る

 依田紀基名人と挑戦者の張栩本因坊が1勝1敗のタイで迎えた、第29期囲碁名人戦七番勝負の第3局は穏やかな序盤だったが、本因坊は白24、26など右側を集中的に打って地で先行。名人は黒25、31と左側に模様を張った。35手目で名人が長考に沈み、そのまま昼食休憩に入った。長考はすでに1時間11分におよんでいる。

 解説の彦坂直人九段は「名人は模様を張るのは好きではないはずで、白に誘導されたきらいがあります。次の一着は、模様に芯を入れるか、拡大するか、勝負を左右しかねない岐路に立たされています」と話した。


名人の長考中に休憩に

 第29期囲碁名人戦第3局は、依田名人が35手目を考慮中に昼食休憩に入った。

 名人は35手目で長考に入り、既に1時間11分を費やしている。午前中の消費時間は名人が2時間2分、本因坊が58分。

 対局は午後1時に再開された。


穏やかな序盤戦に

 依田紀基名人(38)と挑戦者の張栩(ちょう・う)本因坊(24)が1勝1敗のタイで迎えた第29期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第3局は29日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで始まった。

 対局室は名古屋駅と直結する同ホテルの20階。本因坊、名人の順に入室し、定刻の午前9時、立会人の羽根泰正九段が「時間になりました」と開始を告げた。

 扇子を広げ、グラスに注いだ水を飲んだ先番の名人は、ややあって第一着を右上小目に打ち下ろした。本因坊は第1局と同様、白2といきなりカカって応じた。

 黒3からは互いに空き隅を占め合い、白6のツケ、左上の大ゲイマガカリ定石など穏やかな序盤となった。名人は黒25と勢力圏を広げた。

 解説の彦坂直人九段は「左下一帯がふっくらしていますが、名人の棋風から考えると、模様を張る展開にはならないと思います」と話した。

(04/09/29)


張本因坊「頑張る」 依田名人「ずっと名人でいる」 前夜祭から火花

 第29期囲碁名人戦第3局を前に、対局の会場となる名古屋マリオットアソシアホテルで、28日午後6時から前夜祭があった。

 集まった関係者やファンら約150人を前に、張本因坊は「名人戦という最高の舞台で打てる幸せを感じています。いい碁が打てるように精一杯がんばります」と決意を表した。

 これに対し、依田名人はもうすぐ3歳になる長男が囲碁を覚え始めていることを披露。「自分が国際舞台で活躍するところを子どもたちに見せるためにも、ずっと名人でいたい」と応じた。

 両者が退場後、5人のプロ棋士による第3局の見どころ紹介があった。いずれも「緊迫した互角の戦いが進み、終盤の勝負になる」という点で、意見が一致した。

 立会人を務める羽根泰正九段は「依田名人が思い切った手で仕掛け、張本因坊が得意の鋭い読みで受ける」と展開を予想。「観戦してよかった、と思えるようなすばらしい対局になることを期待しています」と話していた。

(04/09/28)


関連情報

検索 使い方

キーワード入力

朝日新聞サービス

ここから広告です
広告終わり

囲碁ピックアップ

ねっとde碁

名人戦名局百選

▲このページのトップに戻る

asahi.comトップ社会スポーツビジネス暮らし政治国際文化・芸能ENGLISHマイタウン

ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
Copyright Asahi Shimbun. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission