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ここから本文エリア 現在位置asahi.comトップ > 囲碁 > 名人戦七番勝負
< 第29期名人戦七番勝負 第5局 >
  ●張栩 挑戦者   対   ○依田紀基 名人
  10月21、22日 鬼の栖(静岡県伊豆市)

別ウインドウで開きます打ち手再現 | 使い方 | 日程と結果

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244手完、張本因坊4目半勝ち

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終局後の検討で笑顔を見せる張本因坊=午後6時半過ぎ、静岡県伊豆市の「鬼の栖」で

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終局後の検討で厳しい表情を見せる依田名人=午後6時半過ぎ、静岡県伊豆市の「鬼の栖」で

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終盤を迎え、秋山次郎八段(中央)らの検討も熱気を帯びてきた=静岡県伊豆市の「鬼の栖」で

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対局場の玄関脇には秋の花が添えられている

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名人戦が行われている数寄屋造りの離れ「山科」

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両対局者の昼食。明太子(名人)、イサキの焼き物(本因坊)、てんぷら茶そば、カボチャの煮付け、おにぎり、香の物

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封じ手となった白64を打つ張栩本因坊(左)と、対戦する依田紀基名人

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両対局者の昼食メニュー。鯛の焼き物、奴豆腐(ゴマだれ)、うどん、おにぎり(梅・じゃこ)、香の物など。

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第一着を打つ依田名人(右)と張本因坊

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対局室を検分する依田名人(右)と張本因坊

張本因坊4目半勝ち、名人へあと1勝

 静岡県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」で打たれていた依田紀基名人(38)と張栩(ちょう・う)本因坊(24)の第29期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)第5局は22日午後6時24分、白番の張本因坊が244手までで4目半勝ちした。

 第4局に続く連勝で通算成績を3勝2敗とし、初の名人位獲得にあと1勝と迫った。持ち時間各8時間のうち、残り時間は名人1分、本因坊28分。第6局は11月3、4の両日、静岡県伊東市の「わかつき別邸」で。

 中盤まで手厚く打ち進めた本因坊がわずかに優勢に立ち、危なげなく逃げ切った。天王山での大きな勝利。王座と合わせた三冠に肉薄した。

 封じ手(白64)からの左辺の攻防で中央に勢力を蓄え、上辺白78で勢力圏を広げた本因坊がややリード。名人は中央左の黒141切りから白一団を脅かしたが、追いつけなかった。

 解説の秋山次郎八段は「左辺黒41では、下辺107ハネで白に迫っていたらどうだったか。本因坊は中盤までに細かいポイントをあげ、着実にゴールした。本因坊の好局だろう」と話した。       ◇

 〈依田名人の話〉

 黒41は何ともひどい手。107にハネるべきで、最初はそう思ってたんだが。1日目で形勢を損じた。

 〈張本因坊の話〉

 ずっと悪くないとは思っていた。すぐかからなかった白2は、今回の方が普通の手(笑い)。

(10/22 19:55)


検討室、白優勢の声強く

 午後4時を回り、検討室では白番の本因坊が優勢との声が強くなった。このまま穏やかに地を囲い合うのは、コミがかりの形勢という。

 名人は黒137、139と切りノビて、白に右下の生きを催促。黒141と切って、左辺の白を脅かしながら寄りつきを狙う。ただし、この流れでは、黒119ノゾキと、白120タケフの交換が、黒にとってマイナスになっている。

(10/22 16:55)


黒105オキ 「鋭い一手」

 昼の休憩後、白94のツケから右辺一帯で攻防が続いた。名人が黒99と、ようやく右下に向かった。

 検討室では、白104ハネに、黒がその右側にオサえる手順で、以後の想定図を並べていたが、その進行では白有望の図ができていた。

 ハネの瞬間、黒105とオクのは、検討室の予想になかった。秋山次郎八段は「打たれてみれば当然と言えるかもしれませんが、オキは鋭い一手でした」。

(10/22 15:35)


「秋の花が彩り」対局場の玄関脇に

 9月初旬、残暑厳しい大阪で開幕した名人戦も、1カ月半たって秋たけなわ。伊豆地方では大半の田んぼで稲刈りが終わり、アキアカネが舞っている。

 第5局の宿「鬼の栖(すみか)」の玄関脇の大壷にはリンドウ、キイチゴ、ツルウメモドキ、フウセンカラモコと秋の花がいけられている。宿の女将・尾花和代さんの手によるものだ。

 かれんで、そこはかとなく物寂しいたたずまいが、両対局者の傷んだ神経をほぐすだろう。    伊豆の宿 青いリンドウ たたずんで 烏鷺(うろ)の争い 険しいヨセに

(10/22 15:00)


対局場は「京」の趣向

 第5局が行われている「鬼の栖(すみか)」は、伊豆・修善寺の一角にある料亭旅館。

 印象的な旅館名は、「芸術の鬼」「仕事の鬼」など、各方面の道を究めた「専門家=鬼」たちにゆっくり休養してもらおうと、瀬戸内晴美(現・寂聴)氏の小説の題名からとったという。

 京都から移り住んだ人が多く、地名も京都に由来したものが多い修善寺の環境にあわせ、旅館内は京都を思い起こさせる雰囲気を漂わせている。

 全12の客室は数寄屋造りの離れ形式になっている。静かな環境の中で本格的な懐石料理も味わえる。

(10/22 15:00)


昼食休憩へて再開

 第5局の2日目は、張本因坊が94手目を考慮中に昼食休憩をへて、午後1時に再開した。これまでの消費時間は依田名人が5時間4分、張本因坊が5時間23分。

(10/22 12:05)


左辺は穏やかな進行

 封じ手白64から、左辺は難解な進行になる可能性もあった。黒69で70、白69、黒71とアテれば、白は四子をツガずに「3の十」と変化する。これだと白は、左辺の黒を二分し、攻めをにらみながら中央に進出する作戦にも出られた。

 実戦は名人が黒69とツギ、穏やかに分かれた。2日目午前中から、早くも大ヨセとも思われる進行だ。黒79から上辺も決まりがついた。

 一方、名人、本因坊とも、なかなか右下隅に先着しないことに、検討室では、不可解な反応をみせている。

(10/22 11:50)


午前中から早くも大ヨセ 対局再開

 囲碁名人戦第5局は、22日午前9時から2日目を再開した。

 張本因坊、依田名人の順で対局室に現れた。定刻、両者が前日打った63手までゆっくり並べ直したところで、立会人の淡路修三九段が本因坊の封じ手を読み上げた。封じ手白64は予想にあった手の一つ、左辺のハネ。

 白76まで黒は左辺を渡り、白は中央が手厚くなった。難しい戦いになる予想もあったが、穏やかな分かれだ。

 続いて名人は左辺で後手ながら大きい黒77。白に先手で43を切り取られる差を考えると、地で約15目と大きい。

 本因坊は上辺で白78と広げ、名人は黒79。早くも大ヨセに入った。

 解説の秋山次郎八段は「左辺は名人が黒69と応じたところから、穏やかにおさまった。黒77は名人らしい着実な一手。1日目からの流れは変わらず、神経を使うヨセ合いになりそう」と話した。

(10/22 11:20)


天王山の一局 両者に隙なし

 天王山の一局とあって、1日目の着手は両者とも慎重だった。過去28回の名人戦七番勝負では2勝2敗で第5局を迎えたのは、わずか4回。そのすべてで第5局を制した方がシリーズをものにしている。

 午後の再開後、最初に打たれた左上白26のコスミツケは、左下の白が堅いので、こう打ちたいところという。黒は29と狭くヒラき、白も30と隙がない。黒からの三々入りなどの狙いに備えた手だ。

 名人が黒33と右辺に低く構えれば、本因坊は上辺白34。検討室では、「打ちたい所がなくなってきた」と、早い段階でヨセ勝負になる可能性も指摘されていた。

 本因坊は白50のボウシ〜白58まで、上方から連続して利かし、名人は、そのすべてに冷静に受けた。

 白60と左辺に臨んだ手では、淡路修三九段、山城宏九段、秋山次郎八段らの検討陣は、上辺「8の四」のフクレや、右辺「15の六」辺りに手厚く一手かける進行などを予想していた。

(10/21 19:10)


じっくりした展開で1日目終える

 依田紀基名人(38)に張栩(ちょうう)本因坊(24)が挑戦している第29期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)第5局は21日午前9時から、静岡県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」で始まり、午後5時31分、白番の本因坊が64手目を封じて1日目を終えた。持ち時間各8時間のうち、消費時間は名人3時間26分、本因坊4時間5分

 両者2勝2敗で迎えた天王山の一局。

 立会人の淡路修三九段が開始を促し、先番の名人は右上小目に黒1。本因坊は白2を左上の星に。今期シリーズ第1、3局とも本因坊は白2ですぐ黒1にかかったが、初めて変化した。

 互いに空き隅を占めたあと、下辺から左辺、さらに上辺から右辺へと着手は広がる。だが険しい攻防にはならず、ともに腰を落とした構えでじっくりした展開だ。

 本因坊が左辺で白60と臨んだところから難しい攻防が予想されるなか、打ち掛けとなった。

 解説の秋山次郎八段は「両者とも細かい変化を求めず、堂々とした運びです。左辺は一挙に戦いになる可能性もあり、興味深い。左辺の行方に絡んで様々な展開が考えられ、息の長い碁になりそうだ」と話した。

(10/21 17:35)


22日午後6時から大盤解説会 大阪本社で

 第5局の大盤解説会を22日午後6時から、大阪・中之島の朝日新聞大阪本社1階アサコムホール(地下鉄肥後橋)の見学者ホールで開きます。解説は日本棋院の坂口隆三九段、聞き手は井澤秋乃三段。定員100人。入場無料。

(10/21 15:05)


昼食休憩へて再開

 2勝2敗のタイで迎えた囲碁名人戦第5局は、張本因坊が26手目を考慮中に昼食休憩へ入り、午後1時に再開された。消費時間は依田名人が1時間37分、張本因坊が1時間23分。

(10/21 13:00)


ともに慎重、遅い着手

 対局の午前9時前、黒っぽい背広の本因坊、和服の名人が相次ぎ対局室に現れた。定刻、立会人の淡路修三九段が「時間になりました」と促し、先番の名人は右上小目に黒1。

 本因坊は白2を少考して左上の星に。今期シリーズ第1、3局とも白番の本因坊は白2ですぐ黒1にかかったが、初めて変化した。

 ここまで双方先番を勝ち、いよいよ先に3勝目をあげた方が断然有利になる天王山の一局。ともに一手一手慎重に考え、着手は大変遅い。

 解説の秋山次郎八段は「本因坊が白2ですぐかからなかったのは、第1、3局とも敗れたので手を変えたのか、単に気分を変えたのかは分からないが、心境の変化があったのは確か。名人の黒3も珍しく、普通は下方の小目。じっくりした展開になりそう」と話した。

(10/21 10:49)


第5局始まる

 依田紀基名人(38)と挑戦者の張栩(ちょう・う)本因坊(24)による第29期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第5局は21日午前9時から、静岡県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」で始まった。

 名人が第1、3局に勝ってリードを奪うと、本因坊が第2、4局を制して追いつく今シリーズ。ともに先番を勝ち、いよいよ3勝目をあげた方がぐんと有利になる天王山だ。

 依田名人の先番で、立会人は淡路修三九段。21日夕に打ちかけて22日に再開し、同夜までに勝負がつく。

(10/21 09:10)


2勝2敗のタイ、激戦予想 21日から

 第5局は21日午前9時から、静岡県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」で始まる。これまでの対戦成績は2勝2敗のタイ。張本因坊が勢いに乗るか、名人が巻き返すか、激戦が予想される。

 対局を翌日に控えた20日、依田名人と張本因坊による対局室の検分が会場であった。両者は碁盤や照明の具合などを確認。依田名人が「まったく問題ないと思います」と述べると、張本因坊も同意した。

 第4局では黒番の挑戦者・張本因坊が逆転し、260手までで依田紀基名人に7目半勝ちした。

(10/20)


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