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円熟の覚か、若き王者か

第30期囲碁名人戦七番勝負 9月7日開幕




 朝日新聞社主催の第30期囲碁名人戦七番勝負は7日、神奈川県平塚市の「ホテル サンライフガーデン」で開幕する。若き王者・張栩(ちょう・う)名人が初防衛を果たすのか、今年絶好調の挑戦者・小林覚(さとる)九段が初挑戦のチャンスをものにするのか。いま各棋戦に出ずっぱりの両者による、頂上決戦が始まる。(2005年9月3日付朝日新聞朝刊掲載)



◆納得できる碁を打つ 名人・張栩(25)

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張栩名人

 小林覚九段が挑戦者に決まったのは印象的です。昨年、同率決戦で小林九段に勝って挑戦権をつかみ、名人獲得につなげました。名人になった私に、「来年、挑戦しにいくよ」とおっしゃったのを思い出しました。

 リーグでもまれるのは、すごく勉強になるので、自分でも打ちたいくらい。そこで一番の成績を収めた小林九段と打てるのが楽しみです。小林九段は今年、すごく成績がいい。柔軟な棋風で、いつも新しい発想をみせてくれています。

 今年前半は信じられないほどの好成績が残せました。早碁を中心に集中力が続き、世界戦初優勝もできました。決勝は、日本の代表としての責任感も感じました。ただ、夏の本因坊戦ではボコボコにされて。最近はちょっと成績が悪くなっていますが、このくらいが本来の実力かなと。

 もともと早打ちのほうですが、今年は特に長時間の碁にあまり対応できていない気がします。一手一手のペース、体力の配分など、8時間の対局に合った調整が課題です。長丁場を支える体力づくりも。

 勝敗を意識しないというのは無理ですが、自分の力を出し切って納得できる碁を打つことだけを考えたい。そして、シリーズを通してもっと強くなりたい。

◇     ◆     ◇

 名人 張栩(25) 台湾生まれで来日は10歳。林海峰名誉天元門下となり14歳でプロ入り。03年に本因坊を獲得し、最年少で九段に昇段。昨年、依田紀基名人を破って名人位に就き、史上最年少の名人本因坊に。今年はNEC杯、NHK杯、世界戦のLG杯、テレビアジア選手権と立て続けに優勝。本因坊戦は高尾紳路八段に敗れた。現在、名人、王座の2冠。妻は小林泉美六段。

◆最終局まで戦いたい 挑戦者・小林覚(46)

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小林覚挑戦者

 苦しい碁もなぜか拾えて挑戦者になれました。リーグ4連勝で迎えた5月の山田規三生さんとの一局は不本意な負け方でしたが、6月の小県真樹さんに逆転勝ち。あの碁を勝てたのは奇跡ですね。「このツキは生かさなきゃ」と。山下敬吾さんとの同率決戦も、本当に運がよかった。

 今年は3月ごろまで、とても充実した気持ちで打てていました。最善手だけを心がけて、思い切りよく打てた。最近は集中力を欠くことがあって。少し暑さにバテてるんでしょうか。

 挑戦手合は8年ぶり。若くはないですから「もうチャンスが来ないんじゃないか」とも思っていました。昨年の同率決戦で張さんに敗れたときは、相当ショックが大きかった。

 七番勝負は僕にとって特別なものです。子どもの頃からの夢でしたし、棋聖戦で初めて夢を実現させたとき、与えられた時間のなかで、新しい自分の碁を見つけることができました。

 張名人は、中盤から終盤が特別に強い。つまり、勝負を争うなかで一番大事な部分が強い。その名人と争えるのだから幸せ。あの同率決戦以来の対戦というのも、うれしいですね。

 一生懸命打って、今よりもっと進歩したい。最終局まで戦いたいですね。

◇     ◆     ◇

 挑戦者 小林覚(46) 長野県松本市生まれ。木谷実九段に入門して14歳でプロ入り。90〜92年の碁聖戦3年連続挑戦などを経て、95年、趙治勲棋聖を4勝2敗で破り、初のビッグタイトルを獲得。同年に碁聖も獲得した。前期名人戦リーグは、同率決戦で張栩本因坊に敗れて挑戦権を逃した。今年の成績は、勝ち数、勝率ともに日本棋院所属棋士のトップを走っている。

 アサヒ・コムでは、名人戦七番勝負全局を棋譜再生と速報記事でネット中継します。

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