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< 第30期名人戦挑戦者決定リーグ第15局 >
  先手 ●山田規三生 八段     対   後手 ○趙善津 九段

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棋譜
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1〜14手

好調?不調?

 好調と不調の見極めは難しい。勝負の世界だからといって、白星の数だけに注目するのは少々乱暴な考え方だ。名人リーグではいまだに勝運に恵まれない両者。しかし、一方はまったく心配ないという。

 趙は本因坊リーグで、別人のような活躍を見せた。開幕から5連勝し最後まで挑戦権を争った。

 山田は昨年、碁聖戦の挑戦者になったものの1勝3敗で敗退。名人リーグは4勝4敗でなんとか残留を果たした。

 両者を比較すると、深刻なのは山田との印象を受ける。

 「いえ、山田さんの内容はとてもいい。棋士ならだれもが注目していると思います。気掛かりなのは趙さん。ポキッと折れるような負け方が目立ちます」と解説の大矢浩一九段。

 さっそく盤面に注目していただこう。白14のカカリに黒はどうあいさつすべきか。

 参考図の黒1は白の注文。白2のヒラキが左下黒へのハサミも兼ねている。これは黒、我慢できない進行だ。

 山田の決断は速かった。たった3分で最善手を見つけ出した。

 大矢「感心しました。不調なんてとんでもない。好調の証しでしょう」

(松浦孝仁) [次の譜へ]

2005年04月19日


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