1〜14手
好調?不調?
好調と不調の見極めは難しい。勝負の世界だからといって、白星の数だけに注目するのは少々乱暴な考え方だ。名人リーグではいまだに勝運に恵まれない両者。しかし、一方はまったく心配ないという。
趙は本因坊リーグで、別人のような活躍を見せた。開幕から5連勝し最後まで挑戦権を争った。
山田は昨年、碁聖戦の挑戦者になったものの1勝3敗で敗退。名人リーグは4勝4敗でなんとか残留を果たした。
両者を比較すると、深刻なのは山田との印象を受ける。
「いえ、山田さんの内容はとてもいい。棋士ならだれもが注目していると思います。気掛かりなのは趙さん。ポキッと折れるような負け方が目立ちます」と解説の大矢浩一九段。
さっそく盤面に注目していただこう。白14のカカリに黒はどうあいさつすべきか。
参考図の黒1は白の注文。白2のヒラキが左下黒へのハサミも兼ねている。これは黒、我慢できない進行だ。
山田の決断は速かった。たった3分で最善手を見つけ出した。
大矢「感心しました。不調なんてとんでもない。好調の証しでしょう」
(松浦孝仁)
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2005年04月19日