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< 第30期名人戦挑戦者決定リーグ第22局 >
●山田規三生 八段
対
○小林覚 九段
1〜34手
いやな相手
昨年末から小林は勝ちまくっていたが、4月下旬に無傷の15連勝が止まった。小林に唯一の土を付けたのが、王座戦で対局した山田だった。全勝でリーグを走り、首位を堅固にしたい小林にとって、山田はいやな相手かもしれない。
立ち上がりから、両者とも小刻みに時間を使う。右下の小ゲイマジマリに白が18とツケると、山田の手が止まった。黒19にノビるまで20分。続いて小林も長考にふける。昼休みを挟んで40分を投じ、白20にヒラいた。
ふたりは何を悩んでいたのだろうか。「参考図の白1にツケたかったのだけど」と小林。黒2で3にサガってくれれば利かしになるが、手抜かれて黒2に向かわれるのがいやで断念したという。ところが山田は「白aのオサエ込みが残っていては黒が甘いのかと思っていた」と、違う見解を示していた。
もともと黒があった右辺で、白30まで治まった姿は立派に見える。大矢浩一九段は「黒、冷静だなあ。僕なら興奮して黒19で変化し、攻めたくなるけど」。「厚みを背景に、黒31と打ち込めばきついと思ったのでしょう。しかし、いまひとつでしたね」と解説役の佐藤昌晴九段。白Aのハサミツケ、Bの切りをにらんでいる白32のツケ一本がうまかった。白34と軽やかに進出し、白の調子がいい。
(内藤由起子)
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2005年06月07日
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