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第30期名人戦七番勝負 第6局

  ●小林覚 九段   対   ○張栩 名人
  11月3、4日 わかつき別邸(伊東市)

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終了図・264手完

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3勝目を挙げた小林覚九段

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終局直後の張栩名人

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終局後、検討を行う小林覚九段(左)と張栩名人(右)

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2日目の夕方を迎え、検討室にも熱気が満ちてきた。(手前左から)局面を検討する王立誠九段、溝上知親八段、武宮陽光五段

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検討室で熱心に検討を重ねる工藤紀夫・日本棋院理事長代行

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パソコンを使って局面を検討する武宮陽光五段(右)と溝上知親八段(左)

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緑豊かなわかつき別邸の庭園。本館2階の対局室からも望むことができる

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わかつき別邸の入り口には、歴史を感じさせる人力車があった

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昼食休憩中の対局室は静けさに包まれている。97手まで打たれた碁盤が対局再開を待っていた

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両対局者の昼食メニュー。大根葉を刻み込んだ「伊東大漁ごはん」、とろろを湯けむりに見立てた「わかつき湯けむりそば」、鯵のつみれの潮汁、「光爵」のポテトサラダ、白菜漬け、デザートはラ・フランスのコンポートとかぼちゃのプリン

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張名人が封じ手を記した棋譜。封筒に立会人がサインし、対局再開まで厳重に保管される

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封じ手を読み上げる立会人の王立誠九段(中央)

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1日目の手順を並べ直す張名人(右)と小林九段(左)

  1日目 | 2日目

まれに見る乱戦 挑戦者勝ち、最終局へ

 挑戦者が一度は優位に立ったものの、名人が猛追して形勢は混迷。半目の揺れ動くきわどい勝負だった。名人戦が3連敗3連勝で最終局を迎えるのは30期のうちで84年に1回あっただけ。棋聖、本因坊を含めた三大棋戦でも過去6回しかない。

 白80(封じ手)から始まった2日目は、挑戦者が黒91、93と最強手でさばきに出て、左辺から下辺に及ぶ激しい攻防に発展。黒107に白108と深入りしたのが問題で黒125と下辺を突き出し、黒が優勢に。

 だが、名人は左上150の地点のコウを粘って猛追。検討陣も白逆転との結論を出しかけていた。黒213に白216とコウに受けたのが悪手で、黒が半目残した。

 解説の溝上知親八段は「主導権が行ったり来たりする、まれに見る乱戦。最後は運も味方して小林九段が逃げ切った印象です」と話した。

 〈小林九段の話〉 (本当ならば)負けにしてました。勝てたと思ったのは、最後の一手を打った後でした。

 〈張名人の話〉 ずっと難しい碁で後悔の手も多かった。最後の最後はチャンスがあったかもしれなかったが。

(11/04 20:00)

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大熱戦に感動

 普段の両者の棋風とは逆の、小林九段が積極的に地を稼ぎ、張名人が手厚く打ち進め、じっくり追い込む、たいへん興味深い展開となりました。

 いつもは地を好む名人が、地を先行されてもあわてずに、落ち着いて打たれていたのが印象的で、とても勉強になりました。

 一方、小林九段の左辺の一団を攻められたときの手強(てづよ)いしのぎには、この碁に対する並々ならぬ気合いを感じました。

 両先生が、がっぷり四つに組んだ大熱戦で、見ている側も感動する素晴らしい一局でした。

 いよいよ最終局。泣いても笑ってもあと一局ですので、両先生には悔いのない戦いをしていただきたいと思います。

 2日間にわたり、お付き合いいただきまして、ありがとうございました。 最終局をお楽しみに!

(11/04 19:25)

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小林九段がカド番から3連勝、タイに戻す

 静岡県伊東市の「わかつき別邸」で打たれていた朝日新聞社主催の第30期囲碁名人戦七番勝負の第6局は4日朝から2日目が打ち継がれ、同日午後6時3分、挑戦者の小林覚九段(46)が張栩(ちょう・う)名人(25)に264手までで黒番半目勝ち。3連敗後の3連勝で、名人位の行方は9、10の両日、同県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」での第7局に持ち込まれた。持ち時間各8時間のうち、残り時間は名人4分、挑戦者59分。

(11/04 18:05)

*   *   *

右辺のコウが勝負

 終盤はたいへん細かい形勢です。右辺のコウを制した方がわずかに残すと思います 。どちらのコウ材が多いか、いよいよ勝負はクライマックスを迎えました。

(11/04 17:50)

*   *   *

挑戦者、勝ちを読み切ったか?

 黒171、173は挑戦者の自信の現れです。この手は、5の九とコウにする手の価値を自ら小さくした手で、もはやこのコウを争いませんよと言っているのに等しい手です。

 形勢が悪ければ、このような打ち方はしないはずなので、挑戦者は勝ちを読み切っているかもしれません。

(11/04 17:15)

*   *   *

張名人、残り時間少なく

 午後5時ごろ、張名人が記録係に残り時間をたずねた。記録係の答えは「14分」。対局室の記録机には、これまで交代で記録係をつとめてきた光永淳造五段と大橋拓文三段が並んで座った。まもなく名人の残り時間が10分となり、秒読みが始まった。

(11/04 17:10)

*   *   *

日本棋院の工藤理事長代行も見守る

 検討室では工藤紀夫・日本棋院理事長代行も勝負の行方を見守っている。工藤理事長代行は昨日、自らの対局を終えた後、夜遅く対局場に到着した。その疲れも見せず、棋士らと熱心に局面を検討している。

 「名人の3−0となったときは、理事長代行の立場としては正直困ったなあとも思いましたが、非常に盛り上がってきました」と笑顔で語る。「両者とも、とても充実していますね。さすがだと思います」と熱戦を繰り広げる両対局者をたたえていた。

(11/04 16:50)

*   *   *

戦いは一段落、検討室「黒よしか」

 白146の段階で、午後から延々と続いた戦いはひとまず一段落しました。

 黒は左上を生きて、左下の一団も白4子を取り込むことによって収まることが出来ました。

 一方、白は真ん中の黒数子を取り込みました。ただ、まだ黒から6の九に切るコウが残っているので、検討室ではやや黒がリードを保ったとの見方がなされています。

(11/04 16:35)

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難解な戦い、終息の気配

 午後に入ってから大変難解な戦いがずっと続き、ただただ見守るしかない状態でしたが、ここにきてやっと終息を迎えそうな気配です。

 戦いが終わった時に形勢がどちらに有利になっているか、大変興味深いところです。

(11/04 15:20)

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対局会場は若槻元首相の別邸

 名人戦七番勝負第6局の対局会場となっている静岡県伊東市のわかつき別邸は、市街地ながらも閑静な一角にある。大正・昭和初期に2度首相をつとめた若槻礼次郎が晩年を過ごした別邸を旅館に改装した。敷地内に二つの源泉を持ち、豊かな緑が印象的な、ゆったりとした空間だ。囲碁、将棋の棋戦のほか、俳人の金子兜太氏を招いての句会、庭園でのコンサートなど、イベントの開催も多い。

 昨年の11月3、4日にも、第29期名人戦第6局がここで打たれた。張名人にとっては名人位を奪取した思い出の地だ。この対局には、今回の挑戦者の小林九段も、解説者として同行していた。

(11/04 13:55)

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対局再開

 第30期囲碁名人戦七番勝負第6局の2日目は午後1時、対局を再開した。張名人は、対局再開の合図からやや間をおいて、3の十に98手目を打った。

(11/04 13:05)

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昼食休憩に

 第30期囲碁名人戦七番勝負第6局の2日目は、白番の張名人が98手目を考慮中に昼食休憩に入った。

 持ち時間各8時間のうち、ここまでの消費時間は張名人5時間35分、小林九段が4時間56分。

(11/04 12:03)

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「いざ決戦」 一気に険しい局面に

 名人は、左下の攻めに向かわず左上白82へ。挑戦者が黒83に備える進行になり、長期戦の様相とみられた。だが、左上の折衝で、黒が93と最強の手段で応じ、一気に局面が険しくなった。

 解説の溝上知親八段は「挑戦者は強い態度でさばきに出て『いざ決戦』という構えです。この後の数手が勝敗を左右しそうな、難しい局面を迎えました」と話した。

(11/04 11:42)

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全面戦争の展開に

 白88を迎えて、黒がどのようにさばくかが注目されました。黒89で91とノビていれば穏やかでしたが、実戦は89から93の切り!

 白の攻めに対して、黒も最強の手段で応じました。まさに、足を止めての殴り合いの喧嘩の様相を呈してきました。いよいよ最後の大勝負です。

(11/04 11:10)

*   *   *

長期戦の様相に 溝上八段が戦況を解説

 名人が封じた白80は「10の二」の引き。ほどなく黒は81に守った。検討陣は、次に名人が左下の攻めに向かうと予想していたが白82は左上へ。挑戦者は手を抜いて黒83に備え、長期戦の様相となった。黒85に白86と反発して左上で折衝が始まった。

 解説の溝上知親八段は「名人は白82と穏やかに打ち、終始長期戦を歓迎する態度です。まだ不安定な左上、左下の黒のさばき具合が焦点です」と話した。

(11/04 10:45)

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白86は厳しい一手

 白86は厳しい一手です。ここで87に受ければ平穏でしたが、そうすると黒に4の八にハネられて、左下と左上の黒がつながってしまいます。それだと黒に地合いで追いつけないとみた名人が、黒を「簡単にはつながらせないぞ」と、厳しい態度を見せまし た。

 ここからの戦いが勝敗を分ける大きな山場になりそうです。

(11/04 10:15)

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白、左上に迫る

 封じ手の白80、黒81を交換した後に、白が左辺のどこから黒に迫るかが注目されていましたが、実戦は左上への白82スベリでした。検討室では、5の十三にツケて、黒が4の十三に割り込む変化を研究していましたが、名人はまだ時期尚早と見たのか、間違いのない白82を選びました。

 それを見ての黒83は、左辺の白の地を削減しながら、左下の黒の一団を補強した機敏な一手です。

(11/04 09:50)

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封じ手は予想通りの一手

 おはようございます。今日もよろしくお願いします。確定地では遅れている白がどこまで黒に寄りついていけるかが、勝負のポイントです。

 名人の封じ手は大方の予想通り、10の二の引きでした。黒81はほぼ絶対なので、白82は一晩じっくりと考えて臨んだ手かもしれません。

(11/04 09:28)

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対局再開、2日目始まる

 第30期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第6局は4日午前9時から、静岡県伊東市のわかつき別邸で2日目を打ち継いだ。両対局者が前日の79手までの手順を並べ直した後、立会人の王立誠九段が張名人の封じ手を読み上げた。

 張名人の80手目は10の二。

 この日も対局室には小林九段、張名人の順で入室。小林九段は碁盤と碁笥を白布で丁寧に清めた後、静かに正座して名人を待った。やや遅れて張名人が現れ、「おはようございます」と入り口で深く一礼してから席についた。

(11/04 09:05)

プロフィール

武宮陽光(たけみや・ようこう)
昭和52年4月29日生。東京都出身。梶和為九段に師事。武宮正樹九段門下。平成10年入段、11年二段、12年三段、13年四段、17年五段。武宮正樹九段は実父。



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