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第30期名人戦七番勝負 第7局

  ●小林覚 九段   対   ○張栩 名人
  11月9、10日 鬼の栖(静岡県伊豆市)

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終了図・176手完

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小林九段(左)と戦いを振り返る張名人(右)

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初防衛に成功した張名人

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終局直後の小林九段

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対局会場になっている「鬼の栖」

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対局が行われている、離れの「山科」

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両対局者の昼食メニュー。天麩羅そば(天麩羅は海老、烏賊、かぼちゃ、海苔、青唐辛子、舞茸)、俵おにぎり(鮭、紫蘇)、香の物

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検討室では、戦況の分析が続けられている。(右から)NHK衛星放送解説の羽根直樹棋聖、日本棋院理事の藤沢一就八段、朝日新聞解説の片岡聡九段、NHK衛星放送聞き手の万波佳奈三段

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モニターに映る天王山の一戦を見守る立会人の淡路修三九段

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小林九段が封じ手の87手目を記した棋譜

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封じ手を読み上げる立会人の淡路修三九段(中央)。左は小林九段

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碁盤と碁笥を白布で清める張名人

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対局開始を待つ小林九段

  1日目 | 2日目

張名人が中押し勝ち 初防衛決める

 張栩(ちょう・う)名人(25)に小林覚九段(46)が挑戦した第30期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第7局は2日目の10日午後4時4分、白番の張名人が176手までで中押し勝ち。通算4勝3敗で名人初防衛を果たした。持ち時間各8時間のうち、残り時間は名人1時間21分、小林九段が1時間7分。

 名人初挑戦だった小林九段は3連敗した後、手厚く打って攻める持ち味を発揮して3連勝。驚異的な巻き返しをみせたが、及ばなかった。会場は静岡県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」。

 張名人の就位式は12月9日、東京都千代田区の東京会館で行われる。

 〈張名人の話〉 初防衛は運がよかった。後半3連敗し、負けの流れになっていた。最終局は思い切って頑張ることだけ考えました。

 〈小林九段の話〉 本当なら4連敗の内容でした。とにかく7局打つことができて、いい勉強になりました。

(11/10 18:40)

*   *   *

対局を振り返って

 序盤から小林九段が意欲的に打ち進めていましたが、1日目の終わりには、検討室では「やや白が打ちやすいか」との声が聞こえていました。

 鋭い踏み込みとなった小林九段の封じ手、13の十のハサミツケで、一転、流れは黒に傾いたかに見えました。が、直後11の十四の手が大変な手拍子で、一手近く損をしてしまい、一気に張名人に有利な流れとなりました。

 普通なら、その好転を感じ手堅くヨセに入るところなのですが、そこで2の八のオキ(白126)!形勢有利ならば、あまりに難解なので避けて通りたい厳しい踏み込みですが、それを読み切ってこの手を敢行した張名人に感服しました。名人位防衛を引きよせた、まさに渾身の一手だったと思います。

 素晴らしい戦いを最終局まで見られたこと、1ファンとして、とても面白く、大変勉強になりました。両先生、本当にお疲れ様でした。

 最後まで「陽光の目」をご覧いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

(11/10 18:00)

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激しい戦いの末に

 白126から激しい戦いが左上全体に及び、その戦いが収束を迎えた頃には、形勢が決してしまいました。大変難解な戦いで、検討室でも様々な図を作っては崩しを繰り返していました。あまりに変化が多い戦いで私も検討室に釘付けになってしまい、なかなか形勢をお伝えすることが出来ず、すみませんでした。

 ただ、はっきりしたことは言えませんが、どの変化においても、黒が有利になる図を見つけるのは難しかったように思います。

(11/10 17:10)

*   *   *

鬼才たちの集う場所

 第30期囲碁名人戦七番勝負第7局が行われている静岡県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」は、修善寺温泉の一角にある。

 「鬼の栖」で名人戦七番勝負が行われるのは、今回で10回目。最終局の舞台となるのは、小林光一名人(当時)が大竹英雄十段(当時)との対戦で名人位を防衛した、1993年の第18期第5局以来だ。

 「鬼の栖」という旅館名は、瀬戸内晴美(寂聴)の小説の題名からとられている。文学、芸術、学問、それぞれの道の鬼才たちがしばし骨を休める場でありたいとの思いが込められているという。約3400坪の敷地内に10室の京風数寄屋造りの離れが点在する環境は、まさに「現し世の鬼たちの安らぎの場」だ。

(11/10 14:58)

*   *   *

最後の勝負どころ

 白126を迎えて、黒が穏やかに白を渡らせるか、さえぎるのか注目されました。参考図のような展開にすればお互いに平和だったのですが、それでは足りないとみたのでしょう、小林九段は厳しくさえぎる道を選びました。いよいよ、名人争奪への最後の大勝負です。

(11/10 14:15)

*   *   *

白126にどよめき

 白126に、検討室から驚嘆の声。左上の白との連絡と、4の八辺りに飛び出して上下の黒を分断しにいく手とを見合いにした厳しい一手。張名人らしい鋭い踏み込みです。決め手となるか、打ちすぎとなるか。今後の展開に注目です。

(11/10 13:45)

*   *   *

対局再開

 第30期囲碁名人戦七番勝負第7局は10日午後1時、対局を再開した。再開後の張名人の126手目は、2の八。

(11/10 13:05)

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すでに大ヨセ、神経使う終盤へ

 白114までで、昨日から続いた激しい攻防が収束。局面は長期戦の様相を呈している。張名人が126手目を考慮中に昼の休憩に入った。

 解説の片岡聡九段は「すでに大ヨセ。神経を使う終盤を迎えました。左辺の黒地のまとまり具合が勝負か」と話した。

(11/10 12:40)

*   *   *

昼食休憩に

 第30期囲碁名人戦七番勝負第7局は、張名人が126手目を考慮中に昼食休憩に入った。持ち時間各8時間のうち、ここまでの消費時間は張名人5時間5分、小林九段が5時間23分。

 対局は午後1時に再開される。

(11/10 12:00)

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挑戦者に誤算か

 黒103は下辺の白を「生きてください」と利かしに行った手です。それに対し、白が104から106に割り込んだ手が絶妙な切り返しで、黒が逆に107に手を戻さなければならなくなり、半手ほど損した感じになってしまいました。小林九段は軽い気持ちで利かしに行ったのでしょうが、ともすれば敗着になる恐れもあります。

(11/10 11:40)

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長期戦の様相

 黒95は中央を10の十一の割り込みと、参考図の1から右辺の白一子を切り離す手段を見合いにした手です。それに対して白は96から右辺を先手でカバーし、102と中央に手を入れて、中央の一団を安定させました。

 封じ手からの戦いはひとまず一段落し、長期戦の様相を呈してきました。

(11/10 11:15)

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片岡九段「攻防が一段落」

 白90とまず右下の眼形を確かめた名人に対し、挑戦者は黒91から中央を攻めたてる。白96は頑張った手。黒の打ち方次第では大変化になる可能性もあったが、黒は自重して97と手堅く応じた。

 101と実利を増やす黒に、白は102で左方に頭を出し、長期戦の様相となった。

 解説の片岡聡九段は「昨日から続いていた攻防が一段落。これから後半が大変そうな一局です」と話した。

(11/10 11:00)

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封じ手は厳しい踏み込み

 封じ手は、黒87のハサミツケ!検討室の予想になかった鋭い一着。下辺の白の眼がまだはっきりしていないので、それに対する利きを見ながら中央の白の一団の肺腑をえぐった厳しい踏み込みです。

(11/10 10:05)

*   *   *

現地から

 おはようございます。いよいよ七番勝負最終局2日目。泣いても笑っても、今日で名人が決まります。

 私もファンのひとりとして、皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思っています。よろしくお願いします。

(11/10 09:40)

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対局再開、2日目始まる

 第30期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第7局は10日午前9時から、静岡県伊豆市の「鬼の栖」で2日目を打ち継いだ。

 両対局者が前日の86手までの手順を並べ直した後、立会人の淡路修三九段が小林覚九段の封じ手を読み上げた。

 小林九段の87手目は13の十のハサミツケ。

 定刻の10分前に張名人が入室。張名人は碁盤と碁笥を白布で清めた後、じっと一点を見つめていた。続いて5分前に小林九段が対局室に入り、静かに対局開始を待った。

(11/10 09:10)

プロフィール

武宮陽光(たけみや・ようこう)
昭和52年4月29日生。東京都出身。梶和為九段に師事。武宮正樹九段門下。平成10年入段、11年二段、12年三段、13年四段、17年五段。武宮正樹九段は実父。

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