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< 第30期名人戦七番勝負第7局 >
  先手 ●小林覚 挑戦者     対   後手 ○張栩 名人

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棋譜
1〜9手

どんな碁が打てる?

 複雑な心境だった。名人の防衛を目指すひたむきな姿と、挑戦者の自分を信じて突き進む近寄りがたい雰囲気。これを見られるのはあと1局だ。

 第6局に小林が勝利した瞬間から最終決戦の場、伊豆・修善寺「鬼の栖(すみか)」に向かう朝まで、正直、悶々(もんもん)としていた。遠足を楽しみにしている小学生のようでいて、意を決して歯医者に行くときの嫌な緊張感も同居している。勝ったほうが名人という決戦は早く見たいけれど、対局が終わると刺激的な世界とサヨナラしなければならない。

 両対局者はどんな思いだったのだろう。張はいつも以上に引き締まった表情。話しかけるのもためらわれる。小林はこれまでどおりの自然体。ただ、いち早く張の変化に気がついていた。

 「怖いくらいに気合が入っているね。ワクワクしてくるよ。明日は第一人者がなりふり構わず勝ちにくる。ぼくはどんな碁が打てるんだろうね」

 翌朝。張はかなり早く対局室に入った。3連勝3連敗の悪い流れを断ち切るためだったという。

 「相手に気合を見せつけたかった。どうしても勝ちたかったから」

 最終局は握りなおす規定で、小林の先番に。序盤から動き回っていた今シリーズの流れそのままに、黒5、7から9に構える。実利に辛い名人に対し、あえて地に甘い三連星を選択。これが小林の気合なのだろう。 [次の譜へ]

(松浦孝仁)

2005年12月20日


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