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< 第31期名人戦挑戦者決定リーグ第5局 >
  先手 ● 潘善キ 七段   対   後手 ○ 山下敬吾 九段

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棋譜

22ツグ(20の上)

105〜130手

コウの代償は?

 中央のコウの代償に、白は上辺を連打したのだが、結局、黒5、7から連れ戻されてしまう。つらいからといって、白6で4子を見限って、ほかへ打つのも考えられない。右上隅白Aのコウを強調しなければ、今まで何をやってきたのか分からない。

 白10で参考図の1は白が無理。黒6と抜いてコウの形で、白の負担が大きすぎるという。

 黒17からきれいに整形して23まで、黒の一団はほぼ治まった。白は、中央のコウの代償を、ほとんど得られなかった。黒が圧倒的な優位に立った。

 白28に注目してほしい。劣勢の立場の山下が打つとは思えない小さな手にみえたのだがそうではなかった。

 淡路「つらい手ですが逆に黒28に打たれると白は三方損です。上辺黒がはっきり生きて、白の眼形に不安が出てくる。そして、その瞬間に右上隅が生きているのです」

 要所だけはおさえ、逆転にかけるしかない。「でも、白としては腹が立つ進行だよね。仕掛けるチャンスの来ない右上隅に悩まされ続けてる」と淡路。

 白30と下辺に展開して、とにかくまぎれを求めに行く。 [次の譜へ]

(伊藤衆生)

2006年02月14日


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