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< 第31期名人戦挑戦者決定リーグ第5局 >
  先手 ● 潘善キ 七段   対   後手 ○ 山下敬吾 九段

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棋譜

92一子取る(61の上)

160〜195手

44分で読み切る

 「参ったねえ」「めちゃくちゃだなあ」。白62と打たれ、潘はしきりにボヤいた。

 少し戻るが、淡路解説者は、白60で参考図の1と単にコスむ筋を研究していた。やはり白2のユルミシチョウをみている。潘は白1の対策は万全だった。黒2と下辺を助け、白3に黒4が自慢の一手で黒6に回れば勝てると。黒4は白5の後の白a、黒b、白cを防ぎつつ、dとeを見合いにして大石の生きも確かめている。

 ところが白60、黒61の後の白62は、まったく読みになかったという。図と同じく黒64と打つのは、白84とポン抜かれるから大損だ。

 形勢判断を繰り返して44分。▲を捨てても黒63で勝てると判断した。そして黒69に回る。

 淡路「黒69は大変な大場。でも先に白Aと打つ手順はなさそうです。この碁は白に不幸にできていますね」

 ずっと白が狙っていた右上隅も、黒83と手を入れた。 [次の譜へ]

(伊藤衆生)

2006年02月14日


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