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< 第31期名人戦挑戦者決定リーグ第9局 >
  先手 ● 小林覚 九段   対   後手 ○ 依田紀基 碁聖

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棋譜
1〜26手

気づいた小林

 勝ったと思うのはどんな瞬間か。性格、棋風、棋力などにより様々な説が出てきそうだ。ただしプロの世界では、「勝負あり」の場面は、ほとんどの棋士が一致する。

 さて盤面。26手までを掲載した。優勢とはいえないものの、すでに一方が打ちやすくなっているという。これに気がついていたのは記者室を訪れた棋士を含めてたったの1人。小林だ。

 韓国源流の、黒17以下の分かれにはまったく問題なし。もっとさかのぼる。きわめて高度な考え方なので、解説者の片岡聡九段に任せよう。

 「黒9に白10から白16の定石、布石選択に少々難がありました。一言でいえば利かされているのです。しかし、白16を省くわけにもいかない。すぐに黒Aから根こそぎ根拠を奪われます。白10ではハサミが一般的だったでしょうか」

 黒が「利かした」効果は黒25の段階で現れている。上辺黒に注目。通常は白Bの打ち込みが黒にとっては脅威だが、この局面では黒Cで腹は立たない。いや、右上が大きな地模様になり、むしろうれしい。

 片岡「上辺は白Bと打ち込めなくなっている。つまり、黒5と7の形成する四間ビラキがこのまま連絡しているということです。こんなに働いた形はめったにありません」

 小林、ポイントを奪った感触はあったが、勝つまでは大変と気を引きしめる。依田はまだ気がついていない。真実を知るのは局後の検討が終わりかけたとき。この差が、勝敗に直結した。 [次の譜へ]

(松浦孝仁)

2006年03月14日


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