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< 第31期名人戦挑戦者決定リーグ第10局 >
  先手 ● 今村俊也 九段   対   後手 ○ 山田規三生 九段

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棋譜
38〜50手

オサエ二つ

 黒は39とカカリに転じた。すかさず山田は白40のハネから44を決める。

 なぜ参考図1の黒1にオサえなかったのか。「白2と一手詰められるのを嫌ったのでしょうね。しかし黒3が絶好点。白aにハネると、黒bで取ったはずの黒が生還する。白4とノビるよりなく、黒は左辺の打ち込みを消していていいでしょう。このとき今度は▲が狭いのも、今村さんは気になったのかも」と東野九段。

 黒45ツケと白46ノビの交換になった実戦は、図1と比べて4、5目損という。「46となっては、白よしです」と東野九段。今村も「オサえないのはひどかった」。

 黒45で参考図2の1にオサえなかったのも、用心のしすぎだ。白2、4がきつそうだが、黒5がおもしろい手で、11まで白数子が取れる。怖いのは白のほうだった。 [次の譜へ]

(内藤由起子)

2006年03月21日


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