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< 第31期名人戦挑戦者決定リーグ第19局 >
  先手 ● 小林覚 九段   対   後手 ○ 山下敬吾 棋聖

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棋譜
1〜21手

記者室の光景

 定刻10分前の記者室。ベテランのある七段が浮かない顔をしている。相手から手合係に不戦敗の申し出があったという。一勝をもうけたなどとは思わない。釈然としない七段は電話をかけ、「どうしたんだ。とにかく、はってでも出てこい」と語気を荒らげた。聞くと、調子がよくないらしく、食事も数日とっていないとか。「気になるから、様子を見てくるよ」といって、七段は日本棋院をとび出していった。

 勝負の世界は弱肉強食で寒々としている。友情とか連帯とは無縁に思われがちだが、それでもこの七段のようにあたたかい心の持ち主は多い。棋士の仲間意識の強さがわかって、ほっとした気持ちにさせられた。

 しかし名人戦リーグは別だ。全員がライバルであり、甘い感傷にひたる余地はない。挑戦者争いを大きく左右しそうな本局は、心を鬼にしても勝ちたいはずだ。そして鬼の度合いが強い方が勝利をものにするに違いない。

 小林の先番。左下で珍しい形ができた。まず白12、14と趣向したのは山下。白12で13と割り込む定石を選んだのを見たことがない。続いて小林が15と趣向のお返しをする。解説の溝上知親八段はいう。

 「黒15でAとハネれば普通ですが、白15を許してはおもしろくないと判断したのでしょう。黒Bとカカって、白の出方をうかがうのも有力だったと思います」

 黒17については、「Cのヒラキが普通だよね。わかってはいたのだが」という小林の感想があった。 [次の譜へ]

(春秋子)

2006年05月30日


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