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< 第31期名人戦挑戦者決定リーグ第35局 >
  先手 ● 黄翊祖 七段     対   後手 ○ 小林覚 九段

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棋譜

58コウ取る(50)、147同(53)、150同(62)、153、158、163、166各同、182ツグ(53)

総譜
1〜200手

一流を肌で感じる

【白中押し勝ち】200手完

 18歳6カ月の史上最年少でリーグ入りを決めた黄と小林の一戦は、掲載日程の都合で総譜での紹介とさせていただいた。

 一時は優勝争いの先頭にいた小林は後半崩れ、本局に勝ってやっとの残留。前期挑戦者としては不本意このうえないが、それだけリーグで生き抜くことは大変なのだ。

 黄のリーグ初体験は2勝6敗のリーグ落ち。前半を2勝2敗で折り返したものの後半4連敗。タイトル経験者たちの厚い壁を破れなかった。

 黄は本当ならばまだ四段。リーグ入りは七段という新昇段規定が適用された。「棋聖や本因坊と並んで四段のまま打ってほしかったね」と話す棋士もいたが、肩書はともかく、超一流の力を肌で感じた1年だった。

 「この碁の序盤の反省点は黒29(8の十二)です。白38、40の割りツギがいい手なので、38にノビるべきでした」

 後日、黄に少し感想を聞いたが問題点をよく整理していた。左辺コウによる黒63(5の十六)までの振りかわりは「黒悪くはないけれど、はっきりとは流れをつかませてくれない。そこがトップ棋士のすごさなんです」。

 黒73(15の十)トビは80(13の三)の実利がまさったようだ。白90(10の六)の前に97で眼形を脅かされたら大苦戦だった。白98(9の十七)に黒101(13の十七)と気合よく反発したが、後半にあまい手も出て及ばなかった。

 次からは挑戦者決定局をどうぞ。

(伊藤衆生)

2006年10月06日


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