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< 第31期名人戦七番勝負第1局  >
  先手 ● 高尾紳路 挑戦者     対   後手 ○ 張栩 名人

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棋譜
1〜10手

世界最強の名人

 張栩―小林覚の激闘から1年。また名人戦の季節がやってきた。ところは市制100周年の新潟県長岡市。名人と挑戦者の一行を出迎えたのは空をつんざかんばかりの雷鳴と、地元のあたたかいもてなしだった。

 長岡は昔から碁が盛んで、名人上手がしばしば訪れている。江戸時代最後の名人の本因坊丈和は、若き日の武者修行だろう、長岡の強豪と立ち合って敗れた。意気消沈の丈和青年、遊女にはげまされ、雪辱戦に勝ったというちょっといい話が伝わる。丈和の弟子の本因坊秀和、秀和の弟子の村瀬秀甫も当地を訪れた。長岡の囲碁史を書こうとすれば一冊では収まるまい。

 前夜祭、長岡のファンに向かっての高尾紳路挑戦者の決意表明が面白かった。

 「張栩名人は日本で一番強い、いや、世界最強だと思います。その張さん相手に一局でも多く打ちたい」

 8日、うって変わって青空が広がった。ホテルニューオータニ長岡「朝日」の間に、まず名人が、続いて挑戦者が入室。石田芳夫立会人が「時間になりましたので握ってください」と声をかけ、頂上決戦が始まった。

 どんな布石になるか。古参の記者でも名人戦第1局はひときわ胸がわくわくする。先番を引き当てた挑戦者は両ジマリ。両ジマリはゆっくりした進行が予想されるが、両者に限ってはそうはなるまい。 [次の譜へ]

(春秋子)

2006年10月20日


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