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第31期名人戦七番勝負 第3局
【9月28、29日 御所坊(神戸市有馬)】
●高尾紳路 本因坊 対 ○張栩 名人
1日目
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2日目
張名人が中押し勝ち 1勝2敗に第31期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第3局は29日、神戸市北区有馬町の旅館「御所坊」で2日目が打ち継がれ、午後5時34分、白番の張栩(ちょうう)名人(26)が挑戦者の高尾紳路(しんじ)本因坊(29)に208手までで中押し勝ちし、対戦成績を1勝2敗とした。第4局は10月11、12の両日、静岡県熱海市で。 各所で死活が絡み、難しい読み比べが続く接戦を名人が抜き去った。 2日目は中央の封じ手黒97から、上辺白模様を巡る攻防に入った。本因坊は黒103に今シリーズ最長の1時間16分をかけるなど長考を重ねる。白130までほぼ互角の分かれとなり、戦いは下辺に広がった。 本因坊は白への攻め得を狙ったが、名人は白156から184まで先手で巧みにしのぎ、中央上で白188の大場に回って勝ちを決めた。 解説の今村俊也九段は「上辺白模様を巡る戦いは難解きわまりなく、下辺の攻め合いも複雑で見応えがあった」と話した。 持ち時間各8時間のうち、残り時間は名人1時間4分、本因坊7分。 〈張名人の話〉 上辺が一段落して悪くはないと思っていたが、勝ってホッとした。 〈高尾本因坊の話〉 上辺は読み切れなかった。上辺黒117で102の右に打つべきだった。 (09/29 21:50) * * *
石井九段「名人の勝利は決定的」「白が盤面で結構細かくなってきた。大差がある。張名人の勝ちは間違いない。決定的」と立会人の石井九段。 (09/29 17:32) * * *
黒175で誤算黒175で高尾本因坊に誤算が生じた。176のコスミから白に先手で生きられてしまい、中央188に先に回られた。 検討室では白リードの声が上がっている。 (09/29 17:18) * * *
名人戦と偲豊庵第3局の舞台となっている対局室は御所坊の離れにある「偲豊庵」。この庵は阪神大震災の年に建てられた。震災で宝塚にあった「七福荘」が廃業することになり、名人戦の舞台を「御所坊」に移ることになったのだ。お風呂を楽しんでもらうために建てた庵で、部屋も水琴窟や庭もそのためにあつらえたというこだわりぶりだ。 名人戦での思い出を「御所坊」の金井公子さんに話してもらった。 第21期の趙治勲十段が当時名人の武宮正樹九段に挑戦した第4局。有馬温泉という土地柄を意識したのか、「温泉まんじゅうが食べたい」と一言。有馬には温泉まんじゅうがないため、真っ青になって慌てて駆けずりまわっていろいろなおまんじゅうを用意したそうだ。これは「まんじゅう事件」として御所坊でも語り継がれ、教訓になっている。 また、第24期の依田紀基九段が当時名人の趙治勲十段に挑んだ第2局。袴姿で現れた依田九段だったが、あいにく強い雨が降ってきた。雨の中、偲豊庵に入っていく依田九段の姿が番傘と袴姿で絵のようだった。対局の際に「雨音がうるさいのではないか」と心配したが、関係者が「雨が音を打ち消してよかった」といってくれたこと。 さて、今年の名人戦は偲豊庵と御所坊にどのような歴史を残したのだろうか。知るのは庵のみである。 (09/29 16:10) * * *
文人ゆかりの「御所坊」第3局の舞台となった「御所坊」は鎌倉時代以来、約800年の歴史を持つ老舗である。 作家の谷崎潤一郎や吉川英治ら多くの文人に愛され、谷崎の小説「猫と庄造と二人のをんな」に登場する。また、「小説・細雪に出てくる宿『花の坊』は『御所坊』のこと」とモデルとなった松子夫人の末妹の信子さんが語ったことがあるらしい。 谷崎が宿泊したという記録は、残念ながら御所坊には残っていない。だが、今もなお有名人がそっと訪れて静かに帰っていくというイメージを残している。 ゆかりのある谷崎をテーマにした部屋もあり、この部屋には過去の名人戦で第22期に小林光一九段が宿泊したこともある。張名人は小林九段の娘婿でもある。 (09/29 15:47) * * *
対局再開昼食休憩を終え、午後1時に対局が再開された。張名人の108手目は「9の三」のヒキ。 (09/29 13:08) * * *
「すごい読みだね。ようわからんけど」いよいよ上辺の戦いの火蓋がきって落とされた。検討室ではさまざまな変化図が作られては崩される。 「うーん、すごい行き方だね。ようわからんけど」「いや、誰もわかるわけ、あらへんやないの」。石井九段ほか、関西棋院の人気女流棋士・吉田美香八段と小西和子八段も加わり、関西弁で楽しい検討は続く。 「正当標準語」のマイケル・レドモンド九段は肩をすぼめて「かないまへん」。 (09/29 12:45) * * *
いよいよ天王山上辺で名人の左辺104、右辺106はともにいっぱいにがんばった応手。 石井九段は「生きるか死ぬかの正念場です」。今村九段は「勝負どころは完全に絞られました。天王山の戦いです。あと数手で勝負が決まるかもしれない」。 (09/29 12:30) * * *
107手までで昼食休憩に第31期囲碁名人戦七番勝負第3局の2日目は、高尾本因坊の107手目までで昼食休憩に入った。対局は午後1時に再開される。 (09/29 12:00) * * *
本因坊の長考は何故か?2日目午前になって、高尾本因坊が長考を繰り返すのは何故か? 検討室では「勝負に出たので、慎重に読み返しているのだろう」「封じ手の後、名人が白100と上辺右方を囲ったのを予想していなかったのではないか」など、諸説が出て一様に首を傾げていた。 (09/29 11:50) * * *
大長考1時間16分高尾本因坊は黒101に36分投入したのに続き、黒103にはなんと1時間16分の大長考。 両者とも比較的早打ちの今シリーズで考慮時間が1時間を超えたのはこれが初めて。 (09/29 11:40) * * *
新旧の囲碁雑誌編集長、現れる検討室には、関西で発行される新旧の囲碁雑誌編集長が相次いで姿を見せた。 最初に現れたのは、季刊「梁山泊」編集長の谷口成彦さん。元・朝日新聞編集委員で、定年後に趣味を生かして雑誌を始めた。 続いて現れたのは、元「月刊碁学」の編集長、三木正さん。昭和40年代に人気のあった囲碁雑誌で、現在は休刊中。元本因坊の故・橋本宇太郎らと親交があり、往年の囲碁愛好者だ。 (09/29 11:10) * * *
左上の黒101は最強手高尾本因坊が101手目で見せた「6の二」は、「上辺の白模様を根こそぎ荒らしにいった最強手」と朝日新聞解説の今村俊也九段。 (09/29 09:27) * * *
対局再開、2日目始まる張栩名人(26)に高尾紳路本因坊(29)が挑戦している第31期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第3局は29日午前9時、神戸市北区有馬町の旅館「御所坊」で2日目が始まった。 黒番の高尾本因坊が封じた97手目は「8の十」のツギ。 (09/29 09:08) * * *
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