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< 第31期名人戦七番勝負第4局 >
  先手 ● 張栩 名人     対   後手 ○ 高尾紳路 挑戦者

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棋譜

14ツグ(12の下)

105〜144手

白、居直る

 白6から黒15のカケツギまで一本道。できあがった白の姿はダンゴになって重苦しい。

 華麗に黒17とツケられ、21に押されてみると、浮き上がった中央の白一団がいかにも危うい。おまけに、まだ弱い右辺の白とも絡まれそうだ。

 ところが、たった3分でカカえた黒29から様相が変わっていく。

 黒が31に抜くと、まず白は32のマガリを決めた。そして白34ハネから38に抜くと、先手で生きたうえに、なんと40にトンで右辺にまで手がまわったのだ。

 黒41には単に白42にブツカるのがうまく、44まで。黒の一等地でこんなに効率いい形であぐらをかくなんて、夢のようだ。

 黒29では、白32にマガられないよう参考図の1とノビているのが、厳しかった。白2から6に切られ14と逃げられるが、黒は21と左辺を制する。「細かい勝負ですが、白3子を取ってかせいでいる分、実戦より黒がいい」と潘解説者。

 ここで挑戦者のぼやきが、ぴたっと止まった。 [次の譜へ]

(内藤由起子)

2006年11月17日


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