ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ > 囲碁 > 名人戦観戦記 > 記事記事

< 第32期名人戦挑戦者決定リーグ戦第7局 >
  先手 ● 山下敬吾 棋聖     対   後手 ○ 張栩 碁聖

別ウインドウで開きます打ち手再現 | 使い方

棋譜

63ツグ(56)

138〜180手

山下崩れる

 しまったという後悔とあせりが次の悪手を呼ぶのは、プロもアマチュアも同じだ。「黒43とはひどい。ツメなくては勝負になりません」と山下。

 参考図の黒1である。白2と生きたとき、黒3とトビおりる。白4から最大の8に回って猛烈に細かい。白4で8を急ぐと黒a、白b、黒cとツケ引き、わずかに黒よしという。その程度の細かさだ。

 黒43に白47とツイでもらえれば、黒Aのツメがより効果的だが、そうは問屋がおろさない。すなわち白44、46が好判断。黒51までと実利を得たものの、白52とハネられ、上辺に大きな地をつくられるだけでなく、中央一帯の黒がピンチではないか。

 山下が黒53を考えていると、夕食休憩のブザーが鳴った。しかし両者、席を動かず、対局続行。早く終わるから休憩の必要はないとの暗黙の了解があるかのようだった。

 白62と先手で切り離し、64と張の追及は厳しい。記者室の面々は現金なもので、黒69、71の抵抗も投げ場を求めたにすぎず、山下の投了は近いと断定し、検討を打ち切ってしまった。そんな中で事件は起こる。白80が大変だった。 [次の譜へ]

(春秋子)

2007年02月23日


この記事の関連情報

朝日新聞サービス

ここから広告です
広告終わり

囲碁ピックアップ

ねっとde碁

名人戦名局百選

∧このページのトップに戻る
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。 Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.