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< 第32期名人戦七番勝負第1局 観戦記 > 盤上は繊細2007年10月05日 飛行機の揺れには無関心だった両者。さすがというべきか、盤上では少しの変化も見逃さない。
対局前日に行われる挑戦手合での恒例行事、対局室検分でのこと。広島県出身で初代日本棋院理事長の瀬越憲作の署名がある、棋院広島県本部提供の碁盤の前に座った名人はすぐに気がついた。「広いですね」と一言。挑戦者もうなずく。各辺の一線から盤端までの部分が、見たこともないほど広い。いつもの手合で使用される盤の倍はありそうだ。もちろん、対局には差しつかえない。 白16に黒は17のナラビを選択。余計に手がかかった印象も受けるが、下辺は手厚く何の憂いもない。名人はここに満足したのだろう。なお、黒17でAは白Bに黒17が必要になる。これは黒がつらい。 白18の大ゲイマガカリは、続いて黒C、白Dが狙い。名人は黒19で挑戦者の注文を外す。 片岡「ここで参考図白1以下の定石に従うのは黒10が攻防の要点。譜の白20の抵抗は当然です」 黒21は素直な手との評判。黒Eの大場を占めるのは白21、黒F、白Gの急襲がある。 黒23に対して、意外なところから異論が出た。 (松浦孝仁) |
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