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< 第32期名人戦七番勝負第2局 観戦記 > 信州碁界の伝統2007年10月12日 おととし、当時の張名人に挑戦した小林覚九段は松本生まれ。小林4姉弟だけではなく、長野県出身の棋士が多いのは、江戸時代末の関山仙太夫までさかのぼる伝統があるからだろう。
仙太夫といえば本因坊秀策を招いての二十番碁が有名。仙太夫とだけ打ってすぐ江戸に帰る予定が多くの愛棋家の大歓迎を受け、すっかり信州が気にいった。数カ月の長期滞在で師の本因坊秀和を心配させたとか。 黒19までと頑張れば、白20には黒21とおだやかに応ずることになる。参考図の黒1と欲張ると白2の打ち込みに手を焼く。黒3、5の抵抗は白6から12まで。上の白2子を無条件で取れず、黒のつぶれ形だ。黒7で10にフクらみ、白7とツガれる姿もつらい。 彦坂「黒25は大変な頑張りです。常識的にはAのカケツギでしょうが、張さんは甘いと見たのですね。しかし黒25が働くまでは時間がかかりそう。白が厚く、黒は薄みが目立ちます」 上辺の主導権争い。黒が後れをとったという解説者の口調である。先手を得た名人は白26の割り打ち。挑戦者は黒27のカカリ一本で29のシマリと忙しい。 (春秋子) |
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