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< 第32期名人戦七番勝負第2局 観戦記 > 差が開く2007年10月12日 「白22はひどかった。黒25とハネられて打つ手がない。はしの方、たとえばAにオサえておけばもうすこし細かかった」と名人。細かいとは盤面10目をわずかに切るくらいか。
黒25とハネられたまま昼食休憩に入った。まずい食事だったと思う。やることがないのだ。参考図の白1に切りたいという腕自慢の読者がおられるかもしれない。もちろん、挑戦者はしっかりと対策を立ててある。すなわち黒2のノビが最強。白3には黒4を用意してある。白5以下と取り込んで大もうけに見えるけれど、話はこれだけでは終わらない。黒12が痛烈無比。白が切りを防いでも黒に眼形を奪われて生きるスペースがなく、外側に逃げるのも絶望だ。 図のコースを選んで投げ場を求めるとの予想もあったが、再開してすぐ、名人は白26とアテて黒27のカケツギを譲った。打つ手がなく、やむを得ないとしてもつらい。26の考慮時間は25分。負けを自分にいい聞かせ、心をしずめるのが大部分だったのではないか。 (春秋子) |
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