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< 第32期名人戦七番勝負第3局 観戦記 > 歴史に残る進行2007年10月26日 本局の解説は20歳の黄翊祖七段にお願いした。名人戦解説、初登場になる。黄は前期から名人戦リーグに参加し、2年目となる今期は残留という大きな結果を残した。前夜祭では「名人戦七番勝負を打ちたい」と、若々しく挑戦者宣言。その解説者に△のカケから始まった右辺の上下対称形をひもといてもらおう。
黄「白14で参考図の1とノビると、黒2とオサえられます。白3に黒4と生きれば、右上と右下の優劣は明らか。黒には譜の19で20にノビるなどの選択肢はありますが、白は黒の打った手に対称についていくだけです」 黒が19で左下のシチョウ有利を主張し、白20までで一段落。両者の駆け引きが生んだ形は、なんともいえない碁のおかしみをたたえる。「おもしろい。傑作だ。歴史に残る進行だね」とご満悦だったのが石田立会人。見た目を楽しむ心はプロ、アマ共通のようだ。 名人は懸案の左下黒21へ。黒33までは一本道。昨日書いたように、黒19がシチョウアタリになっているため、白30で31とは打てない。 挑戦者は白34。名人が黒Aとツケれば、上下対称形が継続される可能性もある。 (伊藤衆生) |
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