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黒高尾紳路  名人   対   白張栩  挑戦者

大きな2勝目

2007年10月26日

【白1目半勝ち】318手完

 終局は午後6時54分。挑戦者の張は、3度目となる高尾との七番勝負で初めてリードを奪った。

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棋譜 200ツグ(77)、214コウ取る(86)、217同(199)、220同、222ツグ(97)、223コウ取る(199)、226同(86)、229、232、235、238、241、244、247、250、253、256、259、262、265各同、279同(275)、280ツグ(239)、281同(86)、302五子取る(276)、305ツグ(242)、307コウ取る(181)、310同(300)、313、316各同、318ツグ(181)

 簡単な感想戦が終わった直後、大変なことが分かった。前回の譜の最後に触れた白282(5の七)が、実は敗着になっていたかもしれないという。

 黄「参考図の黒1とノビて、白4に黒5の放り込みが妙手。黒9とアテて黒の逆転半目勝ちでした。白10で11とツグのは黒10で困ります」

 白282の前に、312(14の十)、黒289(15の九)を交換しなければならなかった。それならば白半目勝ち。挑戦者の大きな手抜かりを名人は気づかず、大逆転は幻に終わった。

 最後の最後まで内容の濃い攻防が続き、打つ者も見守る者も疲れ果てた一戦。両者の波長ががっちりかみ合うと、こんな白熱した戦いが見られるのだ。

(伊藤衆生)

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