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< 第32期名人戦七番勝負第4局 観戦記 > まずい飯2007年11月16日 黒25と襲いかかられると「死んでも文句は言えないな」と淡路立会人。どのプロが見ても、白は冷たそうなのだ。
ここで、昼食の時間となった。 名人はまずい食事だったことだろう。みそ汁とおかずは口にしたものの、縁起のよさそうなカツ丼には全く手をつけなかったという。 対照的に、温かい稲庭うどんを注文した挑戦者は、ほとんど平らげていたそうだ。 検討陣がかなり手を尽くしても、白の生きる手段は見えてこない。唯一、形になったのは白30ハネに参考図の黒1とオサえた場合。白2を利かし、6のオサエから8のツギがミソで、コウがついてはいるが18まで眼形が確保される。 脈があると思ったのもつかの間、黒31の冷静な決め手で打ち消されてしまった。白33ノビには黒Aの切りが成立する。もっとも、頭を出したところで、生きられるめどは全くないのだが。 挑戦者が席をはずすと「どこへ打てばいいんだよ」と絞り出すように名人がつぶやいた。 黒37。こんなに分かりやすい3目ナカデは、めったに見られない。 (内藤由起子) |
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