|
< 第32期名人戦七番勝負第6局 観戦記 > 名局の予感2007年12月07日 黒73と置かれるのを見落としたのか、あるいは予定の行動だったのか、大変な評判になった。次の白74に28分も考えたことから「見落としに違いない」が検討陣の大勢。しかし東京では「名人が黒73を見損じるわけがない。予定通りだろう」が多かったらしい。
真相はどちらか。「見ていなかった」と名人。そしてこうつけ加えた。「見落としが最悪の結果につながらず、ラッキーだった」 白に無条件生きはない。参考図の白1以下は黒10、白11でコウ。黒にaやbのコウダテがあるので花見コウに等しく、死んだほうがましだろう。 見落としは見落としとして、いかに死ぬか、名人は苦心した。白74に長考したのは、黒75ではなく、79とアテられるのを心配したためという。続いて白76の切りに黒Aのコスミが超難解だが「いや、そんなおそろしいことはできません」と挑戦者。 名人のふところの深さを見た思いだった。そっくり取られたとはいえ、白80が利いたのは大きく、82も小さくないもうけだ。 「これで半目勝負になったら名局ですね」と解説者。この予感は的中する。 (春秋子) |
ここから広告です 広告終わり 一覧企画特集
囲碁の本
囲碁関連グッズ
どらく
鮮明フル画面
朝日新聞社から |