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< 第32期名人戦七番勝負第6局 観戦記 > 双方自信あり2007年12月07日 2日目午前、「常磐ホテル」の庭には昨日のカワセミに替わって数多くのセキレイが姿を見せた。ユーモラスに尾を上下に振ることから、セキレイの別名は石たたきとか。
盤上はたたき合いである。白6には黒7とアテ返すのがよく、黒8とツグようでは重苦しい。ここまでは検討陣の予想通りだったが、黒9がモニターテレビに映し出されると、「あれっ、そっちをアテるのか。逆をたたく方が本物ではないかな」と王銘エン立会人は首をかしげた。王は歴代の立会人の中でも研究熱心さでは一番。記者は大助かりである。 逆をたたくとは参考図の黒1である。白2とたたき返せば、黒3を決めて5とハネる。「しかし白6(3の左)にコウをとられてこまるのですね。張栩さんはよく読んでいる」と王。黒7と譲歩するしかなく、白8とことを大きくされる。黒9、11と左右をへだてても(白12ツグ)、白14が先手ではどうにもならないだろう。 実戦に戻って、「黒9から15と食い込み、悪くないと思った」と挑戦者。名人も白20のぶり返しに期待して、自信を持っていた。 (春秋子) |
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