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< 第32期名人戦七番勝負第7局 観戦記 > 気迫で負けない2007年12月21日 白80とツケたのは、黒81の出に対して参考図の白1とアテ込む狙い。「なのに気が変わって。図なら実戦より楽しそうだったな」と名人。蘇解説者は「白9から17と生きて、先手で19にまわればにぎやかです。黒もいろいろ読まなければなりませんし」。
名人は方針転換をたった2分で決断している。82が打たれたのが午後5時6分。ここから封じ手前まで、両者、すべて1手3分以内で進む。封じることのできる5時半が迫っているからか。 蘇「極端にいえば、張さんは碁に負けても速く打とうとしています。たとえば難しいところを速く打つと、たとえ同じ手でも『なんだよ、ちゃんと読んだのか?』と思うでしょ。心理戦ですね。時間をかけてもかけなくても、そんなに変わらないと張さんは言いたいのです。気迫と気迫のぶつかり合いですから」 白は封鎖を免れたが、黒87と構えた右辺は白80をのみ込まれ、効率があまりによく、大きい。 右辺の損を上辺で取り返さないと理屈に合わない白は、90から94とかさにかかっていく。 次の手を挑戦者が封じて、1日目が終わった。 (内藤由起子) |
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