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< 第32期名人戦七番勝負第7局 観戦記 > 夜中に考えた2007年12月21日 打ち掛けの晩は両者ともさすがに姿を見せなかったが、対局前夜に挑戦者はめずらしく娯楽室に現れた。蘇八段や記録係の王唯任四段、大橋拓文四段ら気の置けない仲間と、盤半分にも及ぶ詰碁(?)を、声を上げて笑いながら楽しんでいた。
封じ手は、厳しい黒95の切り。黒97にアテて白98にツガせるのが、黒の壁に押しつけて無駄がないと挑戦者は見ている。 さらに用意しておいた黒99のツケを、ノータイムで放った。「機敏な様子見です。夜中に考えたと、張さんが言っていました」と蘇解説者。 予想外だったのか、名人は長考に沈む。 白Aに引くのは、いかにも利かされだ。かといって、参考図の白1とハネるのは、黒2にハネ返され6まで「生かしては白がつらい」と両対局者の一致した意見だった。 上辺の黒を攻めたい白は、100と眼形を奪う。しかし黒Bとコスまれると白の一団は眼形がないため、白102と一手入れ、いったん戻らざるをえない。 上辺は黒が103とノビて、先着することになった。「上辺の黒は、実は攻めにくかったということでしょう」と蘇解説者。 (内藤由起子) |
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