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< 第32期名人戦七番勝負第7局 観戦記 > 張栩、動揺する2007年12月21日 「黒17は小さかったかな。あとでだいぶ後悔しました。中央はどこがいいのか分からなかったけれど、黒29にハネて白30、黒35と守っておくのでしたか」と挑戦者。工藤立会人は「黒Aとマガって弱いところを守っておけば、ふつうじゃないかな」。
挑戦者の反省は、白18に臨まれたのが厳しかったからだ。ここから黒の歩調が乱れていく。 まず黒19の抜きは、決めない棋士のほうが多数派だという。「白から19にツガれる逆ヨセ3目を、張さんは心配をしたのです。からいねえ」と蘇解説者。 さらに白22に切られると、挑戦者は「あ、そっか」と声をもらした。「白23にコスまれると思っていました。切ってこないものかと……」と局後、悔やんでいた。 黒としては、19か21で参考図の1に押しておけばよかった。上辺の黒5子は捨てて黒17までとなれば、はっきり勝ちだ。 白28とハネ出されては、左辺の黒模様が「水漏れ」してきた。黒35と堅く守っても、白36、38とダメを詰められながら40にオサエ込まれた。「40も予想になくて、動揺しました」と挑戦者。 (内藤由起子) |
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