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< 第32期名人戦最終予選3組決勝 >
  先手 ● 黄翊祖 七段     対   後手 ○ 羽根直樹 九段

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棋譜

26コウ取る(23の上)、29同(23)、32、35、38、41、44各同

101〜148手

微妙なコウダテ

 羽根―黄戦は過去に一度だけ。これが黄には大きかった。昨年の名人戦最終予選準決勝で顔を合わせ、辛勝した黄がそのままうれしいリーグ入りを果たしたのである。

 夢よもう一度の黄、形勢はかんばしくないけれど、追い上げいかんによっては、のぞみなきにしもあらず。黒3は手筋。白4に黒5と突き出す調子がいい。以下黒17まで、広壮な形を得た。

 もっとも、この程度は羽根にとって織り込みずみだ。白18とコウ材を用意し、懸案の左辺を白22とコウで決着をめざす。

 黒27がうまいコウダテ。33、39も損がなく、白40となってもまだ手が残っている。ここがどうなるかは、あとのお楽しみに。

 双方のコウダテが尽きかけ、白42が微妙だった。黒は参考図の1と解消することも可能だが、白2以下で眼形がなく、しのぎきるには右辺に悪影響を及ぼしそうだ。

 黄は黒43とていねいに応じ、45、47の連打で手を打った。羽根は秒読み、黄は3時間以上あましている。 [次の譜へ]

(春秋子)

2006年12月29日


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