< 第32期名人戦最終予選3組決勝 >
● 黄翊祖 七段
対
○ 羽根直樹 九段
148〜201手
不確定要素
秒読みに追われながらも、羽根は最強を行く。黒51を利かそうとしたときの白52、54だ。隅のコウをおそれず、ストレートに取り込もうというのである。
検討陣を悩ませた難解な場面。一つだけ変化を紹介しよう。黒61で参考図の黒1で間に合わせ、3と逆に取りに行ったらどうなるかである。なぜこうやらなかったのか、不審の声があがったが、白4を決め、6と攻め合いに訴えるのがいい。黒7には白8、10で一手勝ちと確かめられるはずだ。
黄の黒61はノータイム。瞬間的に図が読めていたのだろう。
白82までと取り切り、大きな実利を加えた。しかし黒も61と67でもうけているので、一方的な取引ではない。
彦坂「ヨセに入って、双方に一つずつミスがありました。左下の黒85はAに引き、白86、黒91と抜く方が正しい。白88が残らない分だけ黒が得です。右辺白98はBとダメをつめるのがよかった」
白100とトビ出し、断然白よしの評判だが、羽根は「右下が解決しない限り、何ともいえない」と否定した。不確定要素がいっぱい。秒読みもその一つだ。
[次の譜へ]
(春秋子)
2006年12月29日
|
この記事の関連情報
|

張栩の詰碁―難しい詰碁を簡単に
創作詰碁が得意な名人初の詰碁集。実戦に出る詰碁から扇子に書いた詰碁など多彩。妻の小林泉美女流最強と2人で書いた計17編のエッセーも。
|
|
正々堂々 高尾の力学
「力を貯める」「力を出す」「わかりやすく打つ」「本因坊に就く」の4章に分け、昨年の本因坊戦など自身の打ち碁を丁寧に解説している。
|
|
囲碁関連グッズ紹介
|
新たに囲碁に挑戦しようと思っている方におすすめの品や、名人戦をより楽しむために役立つ売れ筋商品をご案内。
|
|
|
»DVD
»ビデオ
»おもちゃ
|
 囲碁サイトマップ 将棋サイトマップ
|