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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ戦第1局 観戦記 > 考えすぎ2008年01月18日 対局中も陳はじっとしていない。たびたび座り直し、お茶をすすり、鼻をすする。「うーん、どうしよう」と独り言ももれる。ほとんど動きのない坂井とは対照的だ。
ふたりは、世界アマチュア選手権に優勝して棋士になるという経歴が同じ。坂井はプロになる直前、よく陳に打ってもらったという。陳も、受験を控えた娘さんの進路相談を坂井に持ちかけるなど、交流があるようだ。 昼休憩があけると、坂井は気合よく白42にカケた。左下に巨大な壁が待っている黒は当然、黒43、45と出切り、戦いに持ち込もうとする。検討室では清成哲也九段が「僕なんか気が弱いから、42では56とヒラいてゆっくりいくかな」。その変化は、黒46、白48スベリのあと、「すぐ黒Aに詰め寄られるのが見え見えで、坂井さんはいやだったのでしょう」と解説の今村俊也九段。 白46からはよくある進行だが、坂井が少しもたつく。白54は「参考図の1とトブほうがよかった。考えすぎました。白3まで実戦よりスムーズ」と坂井は反省した。 続く白60のノゾキから62も「変調です。2手かけても効果がありません。60ではBにトンでいるくらいでした」と今村解説者。陳も「黒63とケイマしたときは、悪くないと思っていた」という。 (内藤由起子) |
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