|
< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第2局 観戦記 > 危ない橋が好き2008年01月25日 前譜で趙はかなりの貯金ができた。もっとも、これはあくまでも途中経過にすぎない。若い頃のように、危ない橋も平気で渡ろうとする。
上辺の白38以下は「優勢を意識したか」と不評だったが、趙は黒Aが気になっていた。 石田芳夫「気持ちは分かりますが、ならばなぜ参考図の1とじっくり構えないのか。実戦は白44まで先手で備えることに成功したものの、外回りに黒石が集中。かえって貯金を減らしました」 後手でも後に白aを狙えるのが図の利点。ただし、趙ファンなら分かるだろう。石田解説者も、解説の仕事でなければ図を考えることもなかっただろう。趙はギリギリまで石が張っていないと気がすまない。 右辺白46以下も、趙ならではの踏み込みといえる。善悪は不明。並の打ち手では白を持って打てないとの評もあった。まさしく危ない橋だ。右上黒のシマリを突き破って大きな戦果に見えるが、全体の白は重い姿で格好の標的という。 白64は37分の長考。白Bのオサエ込みを考えていたというのだから驚く。石を張らせることはなんて難しいのだろう。 さて、高尾ファンにはつまらない観戦記になっている。非勢を意識してじっと我慢している。誰もが驚く大噴火まで、あと少し。 (松浦孝仁) |
ここから広告です 広告終わり 一覧企画特集
囲碁の本
囲碁関連グッズ
どらく
鮮明フル画面
朝日新聞社から |