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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第3局 観戦記 > 一手の遅れ2008年02月01日 ツガなくてもいいところをツイだ△は一手遅れた理屈。黒55とコウを解消され、局面はいっぺんに単純化した。
石井「白56、60はうなずけますが、58がどうだったか。何も決めずに白Aの余地を残すほうが黒も不気味でしょう」 自分から動かず、白について行くだけだった山田が、意を決したように動き出した。黒61と下辺を割り、白62から66と攻めかかったときの黒67、69がそれ。何とも激しいものだ。白72や74でBに切られても、黒C、白D、黒Eとハネサガって取られないだろうと踏んでいる。 いままで控室でじっと見守っていた井山裕太が初めて口を開いた。白74は正直すぎるので、参考図の1とコスみたいという。次に切られたら左辺が死ぬから、黒2は絶対。そこで白3、5と攻めに全力をあげるのだ。包囲網が薄く、どこまで攻めが利くか分からないとしても、山田を震えあがらせるにはこれしかなかったはずである。 白74では左辺の死活に関係しない。黒75に先着され、ここでも黄は一手遅れた。 (春秋子) |
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