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< 第33期名人戦挑戦者決定リーグ第5局 観戦記 > 開き直り2008年02月15日 黒69を境に形勢は白にどんどん傾いていく。打てば打つほど黒の傷が目立つ最悪の流れ。局後に小林が激しく悔やんだのも無理はない。以下白78まではほぼ必然で、このときすでに黒はおかしくなっている。
黒は79で白84からの出切りを警戒するが、白80と裏から応じられて上辺黒は眼形を失った。黒83と逃げ出しても白A、黒B、白Cの出切りが残っている。そして白84、86にしびれた。当然の黒87に白88とマゲられると、右辺は白D以下符号順に白Hまでの4子取りが生じている。黒89でI、白Jと交換できれば4子取りは解消できる。しかし、黒Iの瞬間に白Aからの出切りを決行され、黒Jの切りに威力がなくなる。 片岡「黒69では小林さんの感想通り、参考図の1が最適でした。白は2でしょうから黒7と構え、白8に黒9です。楽には勝てませんが、黒持ちの形勢です」 中央、上辺、右辺に左辺。これだけの薄みをすべてカバーするのは不可能だ。小林は開き直る。左上隅に入って白の根拠を奪う。 (松浦孝仁) |
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